『キングダム』吉沢亮が1人2役に挑戦、“王騎”大沢たかおとの対峙に「鳥肌が立つような説得力を感じた」

2018年10月9日 14時10分

映画『キングダム』製作報告会見が9日、都内・帝国ホテルにて行われ、キャストの山粼賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、満島真之介、郄嶋政宏、要潤、大沢たかお、監督の佐藤信介が出席した。

中華統一を目指す若き王・嬴政（後の秦の始皇帝）に扮する吉沢。演じる上で、王としての立ち振る舞いなどを意識したことを明かし、「内から出るオーラみたいなもの、とんでもない輝きを持っている王の役立ったので、そういうものをどうやったら表現できるか、試行錯誤しながら役を作り上げていきました」と撮影を振り返る。

山粼扮する信と同じ戦災孤児の少年・漂も演じており、1人2役に挑戦。吉沢は「演じ分け・変化というものも意識してやっていきました。（中国での大規模ロケは）びっくりするくらいセットがデカかった。もう街なんじゃないかってくらい。そんな景色を見ながらのお芝居だったので、自然と気持ちも（役に）入っていきましたね」と明かした。

また、秦の六大将軍・王騎（おうき）を演じる大沢と対峙した吉沢は「体の大きさが尋常じゃなかった。王騎はこの作品の中で一番最強な漢だと思うんですが、対峙した時のお芝居はもちろん、立っているだけで説得力が半端じゃなかった。圧倒的なものを感じましたね。ものすごい緊張感があって、今思い出しても鳥肌が立つような説得力を感じました」とコメントした。

時は紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政（後の秦の始皇帝）を壮大なスケールで描く漫画「キングダム」（原秦久／集英社）。

2006年1月より「週刊ヤングジャンプ」にて連載を開始し、現在までに単行本は51巻まで刊行され、累計発行部数3600万部超（2018年10月現在）を記録。この大ヒット漫画を原作とする歴史エンターテインメント映画『キングダム』が始動する。

主人公・信（しん）には、映画・ドラマ・CMと話題作への出演が続き、日本を代表する役者となった山粼賢人。今作では、これまでに抱いていた山粼のイメージを覆すような“信”を作り上げている。

若き王・嬴政（えいせい）には、近年めざましい活躍を見せる吉沢亮。彼が纏う、その気品・威厳、風格は、動乱の世にありながら中華統一を目指す若き王そのもの。山の民の美しき王・楊端和（ようたんわ）に長澤まさみ、信・嬴政と行動をともにする河了貂（かりょうてん）に橋本環奈、秦の六大将軍・王騎（おうき）に大沢たかおが扮する。

その他、本郷奏多（役：成蟜）、満島真之介（役：壁）、郄嶋政宏（役：昌文君）、要潤（役：騰）らが共演。監督は、その映像で観るものすべてをスクリーンにクギづけにする佐藤信介。漫画原作ながら史実に基づいた中国春秋戦国時代の世界観を、登場人物の心情を、佐藤ならではの手腕で描く。