映画『キングダム』製作報告会見が9日、都内・帝国ホテルにて行われ、キャストの山粼賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、満島真之介、郄嶋政宏、要潤、大沢たかお、監督の佐藤信介が出席した。

原作の「キングダム」10周年を記念した特別映像にも出演した山粼。「あれから2年が経ち、こうして映画で信を演じさせていただくことができて、運命的なものを感じている作品です。原作の持つ熱さを胸に、死ぬ気で、自分の身をどれだけ酷使しても、身を削る想いで演じました」と、今作に対する意気込みを明かす。

約6ヶ月にわたりアクションや乗馬の鍛錬を積んだ山粼。「信の野生のようにぴょんぴょん飛んで戦っていく動きは、やっぱり難しかったです。信ならではのアクションをやれたのは本当に楽しかったです。迫力のあるアクションシーンに仕上がっていると思います」と自信をのぞかせた。

また、嬴政(えいせい)を演じる吉沢とは4度目の共演となるが、「役者としても友達としても信頼している人なので、その亮くんが(信と生活をともにしてきた)漂、これから中華統一をともに目指す政をやってくれて、信として生きる上で助けられたことがたくさんありました」と振り返った。

秦の六大将軍・王騎(おうき)役で山粼と共演した大沢は「普段はすごくチャーミングなんですが、現場に入った瞬間に別人になって目つきが変わって、そこに山粼賢人はいなかったんですよね。僕はそういう姿、役者魂というものを見れて、すごく嬉しかったんです。刺激にもなりました」と絶賛した。

時は紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政(後の秦の始皇帝)を壮大なスケールで描く漫画「キングダム」(原秦久/集英社)。

2006年1月より「週刊ヤングジャンプ」にて連載を開始し、現在までに単行本は51巻まで刊行され、累計発行部数3600万部超(2018年10月現在)を記録。この大ヒット漫画を原作とする歴史エンターテインメント映画『キングダム』が始動する。

主人公・信(しん)には、映画・ドラマ・CMと話題作への出演が続き、日本を代表する役者となった山粼賢人。今作では、これまでに抱いていた山粼のイメージを覆すような“信”を作り上げている。

若き王・嬴政(えいせい)には、近年めざましい活躍を見せる吉沢亮。彼が纏う、その気品・威厳、風格は、動乱の世にありながら中華統一を目指す若き王そのもの。山の民の美しき王・楊端和(ようたんわ)に長澤まさみ、信・嬴政と行動をともにする河了貂(かりょうてん)に橋本環奈、秦の六大将軍・王騎(おうき)に大沢たかおが扮する。

その他、本郷奏多(役:成蟜)、満島真之介(役:壁)、郄嶋政宏(役:昌文君)、要潤(役:騰)らが共演。監督は、その映像で観るものすべてをスクリーンにクギづけにする佐藤信介。漫画原作ながら史実に基づいた中国春秋戦国時代の世界観を、登場人物の心情を、佐藤ならではの手腕で描く。

映画『キングダム』は2019年4月19日(金)より全国東宝系にて公開

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