米メディアがロシア大会に出場する32カ国の10番をランキング形式で紹介【写真:Getty Images】

写真拡大

メッシ、ネイマール、サラーがトップ3に君臨

 ロシア・ワールドカップ(W杯)に出場する最高のナンバー10は誰だ――。

 かつてブラジルのペレやジーコ、アルゼンチンのディエゴ・マラドーナら10番を背負った選手たちが、花形としてW杯に彩りを与えてきた。米総合ニュースメディア「ザ・リンガー」は、「W杯で誰が最高の10番?」というタイトルでロシア大会に出場する32カ国の10番をランキング形式で紹介。日本のMF香川真司(ドルトムント)は、果たして何位にランクインしたのだろうか。

 1位には、アルゼンチンのFWリオネル・メッシ(バルセロナ)が輝いた。記事の冒頭で、「1位は明確にメッシであるため、2位以降の争いとなる」と前置きするほど、その存在は傑出しており、「歴代最高の10番であり、今もなおベストであり続けている」と大絶賛した。

 そして、世界で最も高価なフットボーラーだと紹介された、ブラジルのFWネイマール(PSG)が2位の座を射止めた。4年前の地元開催のブラジルW杯ではネイマールが負傷離脱した後、ドイツに1-7の歴史的大敗を喫した。今大会も攻撃の中核は、依然としてこの背番号10が担っていることに疑いの余地はないだろう。

 その二人に続いたのが、エジプトのFWモハメド・サラー(リバプール)。今季はリバプールの絶対的なエースとして、プレミアリーグで歴代最多得点記録を樹立。カウンター攻撃のフィニッシャーとしては、世界最高の能力を持っているとお墨付きを与えた。


香川は14位「注目に値する対象」

 4位以降は、ベルギーのMFエデン・アザール(チェルシー)、フランスのFWキリアン・ムバッペ(PSG)、イングランドのMFラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)ら多士済々の攻撃的な選手が名を連ねるなか、日本の香川は14位に入った。

「これまでの成功とキャリアを踏まえると、カガワは世界でも注目に値する対象の一人であり、今大会の日本代表メンバーに止まらず、日本サッカーの歴史を見渡してもそうだ。ケイスケ・ホンダを加えたカガワの司る中盤は、日本がグループHを突破する上で極めて重大な存在となる」

 日本サッカー界において、香川はエポックメイキングな存在であり、トップ下のポジションを争うMF本田圭佑(パチューカ)との共存が、グループリーグ突破の可能性を広げるという。

 また、それ以外では日本と同組のコロンビアのMFハメス・ロドリゲス(バイエルン)は7位、セネガルのFWサディオ・マネ(リバプール)は10位、ポーランドのMFグジェゴシュ・クリホビアク(ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン)は19位にそれぞれランクインしている。


(Football ZONE web編集部)