エンゼルスの大谷翔平【写真:Getty Images】

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12日ぶりの先発登板でスライダーを駆使して6奪三振de3勝目を挙げた

 米大リーグ、エンゼルス大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、敵地でのマリナーズ戦に中11日で先発。7回途中を6安打2失点6奪三振と好投し、3勝目(1敗)を手にした。8-2で快勝したチームに貢献した。

 過去の登板では160キロを超える直球、そして鋭く沈むスプリットが注目を集めていたが、この日クローズアップされたのはスライダーだ。MLB公式ツイッターがこの日の6つの三振を公開。ファンからは驚愕の声が上がっている。

 左足首の不安を全く感じさせなかった。背番号17が躍動した。初回1死、まずはセグラを、フルカウントからの外角に鋭く曲がる、82マイル(約132キロ)のスライダーでバットに空を切らせた。見逃せば完全なボール球だが、セグラのバットは止まらなかった。

 続いては2回無死、4番クルーズは2ストライクと追い込んでから88マイル(約142キロ)のスプリットで空振り三振。1死一塁でもハニガーを鋭く沈むスプリットでスイングアウトに仕留めた。

 3回。先頭のギャメルは、ストライクゾーンから鋭く曲がり落ちるスライダーで空振り三振。4回2死一塁では再びハニガーを、今度は外角ボールゾーンへのスライダーを振らせた。

 そして5回1死ではズニーノ、急激に変化するスライダーを外角の低めに決めてスイングアウト。この日6つ目の三振を奪った。

「まるで曲がるボールとお喋りしているようだ」、相次ぐ驚愕の声

 6つの三振はいずれも空振り。うち4つをスライダーで奪った大谷。この奪三振ショーをMLBは「オオタニのブレーキングボール…」の文面で公開。公開からわずか1時間足らずで、ファンからは続々と驚愕のコメントがつけられていた。

「オオタニの反則的なカーブボールは最後の数秒で急激に動き、落ちる。ノーチャンスだ」
「彼はMVP街道をひた走っている」
「彼のスライダーは究極的」
「これで二刀流だと…なんてことなんだ」
「まるで曲がるボールとお喋りしているようだ」

 5月初登板。不安を払しょくする内容で、2010年のサイ・ヤング賞右腕フェリックス・ヘルナンデスに投げ勝った二刀流の怪物。投打にわたる快進撃はまだまだ続きそうだ。(THE ANSWER編集部)