果たして大迫勇也が来シーズンプレーすることになるクラブはどこになるのか?すでにケルンのアルミン・フェー氏が、大迫勇也が来季の構想に入れていないことを、地元メディアのガイスブログ・ケルンが伝えており、大衆紙ビルト紙も大迫勇也のコメントとして、「複数の問い合わせを受けていますし、残留するかはわかりません」と語ったと掲載。さらに2部降格時に移籍可能となる例外条項に設定された金額については、500万ユーロと見積もっている。

そんな大迫に対しては、すでにブレーメンやハノーファー、さらに今季に原口元気と宇佐美貴史らの活躍もあって1部昇格を果たしたフォルトゥナ・デュッセルドルフからの関心も寄せられているところだ。

特にデュッセルドルフで監督を務めるフリードヘルム・フンケル氏は、大迫勇也が鹿島アントラーズから渡独した際に最初に所属した、1860ミュンヘンの監督を務めていた人物でもあり、その半年間での活躍により1部昇格を果たしたケルンに入団したという経緯がある。

地元紙ケルナー・シュタット・アンツァイガーに対して、同氏は「勇也は大歓迎だ。ぜひ獲得できればと思う。彼は素晴らしい人物であり、プレー面でもマッチすることだろう。」とラブコール。さらにかつて高原直泰や乾貴士を指導した経験ももつ同氏は、デュッセルドルフが欧州最大規模の日本人街ということもあり「日本人選手にとって、ここは居心地のいい場所だよ」とも付け加えた。

だがそこで問題となるのは、フォルトゥナ・デュッセルドルフに大迫勇也獲得のための金銭的余裕があるかということだ。西ドイツ新聞が伝えたところによれば、そのデュッセルドルフのロベルト・シェファー代表は「確かに大迫勇也とフンケル監督は、1860ミュンヘン時代にうまくいった関係ではある」と認めながらも、「しかしながら我々には不可能だろう」と、金銭面がネックであるとの見方を示している。