今季は昇格組として奮闘をみせ、ブンデス1部残留のボーダーラインとなる勝ち点40まであと4つにまで迫っているハノーファー96。だがその一方で、守備の要として活躍をみせてきたサリフ・サネが、来季からシャルケに移籍することを発表。ハノーファーはその穴埋めに迫られることとなった。

だがすでにイングランドにて後釜候補について見出しており、アンドレ・ブライテンライター監督はその選手側と「良い話し合いができているよ」とコメント。「おそらくハノーファー移籍を説得できたと思う」と、獲得に向けて自信をみせている。

その選手こそ、かつてスピードとビルドアップに長けた、左利きの若手センターバックとしてケルンで飛躍をみせていた、オーストリア代表ケヴィン・ヴィマーだ。A代表として8試合に出場した経験をもつ同選手は、その後にトッテナムを経て、今季からストーク・シティへと移籍。

しかしながらすでに構想から外れており、最後にプレーしたのは今年の1月。プレミアでの3シーズンでは通算32試合の出場にとどまっているところだ。一方ケルンでは2013/14シーズンにブンデス1部昇格に貢献し、翌年のブンデス1部初年度では32試合に出場。ケルンは昇格組ながら1部残留を果たした。

なおヴィマーはまだ契約を2022年まで残しており、獲得には移籍金が必要となるのだが、ただ買い取りオプションつきでのレンタルという形で獲得する可能性についても考えられるだろう。