映画『クソ野郎と美しき世界』初日舞台挨拶が6日、都内・109シネマズ二子玉川にて行われ、キャストの稲垣吾郎、草磲剛、香取慎吾をはじめ、監督の園子温、山内ケンジ、太田光、児玉裕一が登壇した。

本作は、元「SMAP」の稲垣吾郎、草磲剛、香取慎吾が出演するオムニバス映画。監督・脚本に園子温、山内ケンジ、太田光、児玉裕一の4人が務め、共演に浅野忠信、満島真之介、馬場ふみか、でんでん、神楽坂恵が名を連ねる。監督:園子温×出演:稲垣吾郎のエピソード1「ピアニストを撃つな!」、監督:山内ケンジ×出演:香取慎吾のエピソード2「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」、監督:太田光×出演:草磲剛のエピソード3「光へ、航る」、さらに「クソ野郎★ALL STARS」が出演し、児玉裕一監督の「新しい詩(うた)」で4つの物語が繋がる。

イベント開始早々、草磲が出演する作品の監督を務めた太田が大暴走。登壇者それぞれの挨拶に茶々を入れていく太田に、草磲が毎度ツッコミつつ止めに入るなど、終始タジタジな様子だった。草磲が「田中さ〜ん!来てくださ〜い!」と、爆笑問題・田中裕二に助けを請うと、太田は「玉が1個しかないから二子玉川には来れない!!」とツッコミ、笑いをさらった。

完成した作品を観て、稲垣は「個々のエピソードとエピソード4しか知らなかったので、他の2人の作品を観て監督になったような気分でした。すごく素晴らしかったです。皆さんとの記念すべきメモリアルのような作品になったので、本当に嬉しい気持ちでいっぱいになりました。それを皆さんに観ていただけるのは夢のようです」と感慨深い様子。

草磲は「エピソード4まで、すごく上手くまとまっていて。これだけ個性豊かなキャストと監督さんが、よく一つになったなと思います。ココでしか集まれない一期一会の作品だなと。良い映画だなと思います!」と笑顔をのぞかせた。続けて、「いまの僕らの映画に対する情熱だとか、いろんな溢れんばかりの気持ちがスクリーンを通して伝わると思うので、是非たくさん拡散してください!」と胸の内を明かした。

香取は「4つのエピソードで一つの映画なんですが、山内監督とは17年前に1度ご一緒させていただいていて、それ以来だった。4つで一つなのはもちろんなんですが、山内監督と僕のが1番良かったかなって思います」と自信をのぞかせた。

太田監督は「よくこの3人が…いろいろあったじゃないですか!こうして大スクリーンで伸び伸びと演技しているのを観て、僕はジーンときましたね…」としみじみ。その言葉に、会場に集まったファンから大きな拍手が贈られた。香取が「嬉しいですね!けど、なんかズルいですよね?急に良い感じに拍手もらって(笑)」と笑みをこぼしていた。

全国86(野郎)館にて2週間限定で封切られた本作。MCから「2週間限定公開の作品で、どれだけ観客動員数があればすごいのかは“15万人”だそうです!」との情報が飛び出すと、香取は「2週間で15万人いけば次にも繋がりますか!?」と続編に意欲。「こんなはっきりと目標を(笑)いったときには『15万人突破ー!』って盛大に言うかもしれないけど、突破しなかったら言わずに『次回やりたいです』くらいで。皆さんにかかっています!」と大ヒットをアピールした。映画公式サイト(http://kusoyaro.net/)では、観客動員数が随時発表される予定だ。

映画『クソ野郎と美しき世界』は4月6日(金)より2週間限定公開

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