なでしこジャパン、オランダ公式で差別用語「JAP」の被害 ファンも指摘「〇JPN」

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アルガルベカップでオランダに敗れた日本、相手の公式ツイッターで「JAP」表記

 なでしこジャパン(日本女子代表)は、ポルトガルで行われているアルガルベカップに出場。

 2月28日のグループリーグ第1戦で昨年の欧州女子選手権(女子EURO)優勝国オランダと対戦し、2-6と大敗した。オランダ女子代表チームの公式ツイッターでは画像とともに試合結果を伝えたが、日本の略称を「JPN」ではなく、一般的に差別的用語として知られる「JAP」(ジャップ)と記して話題となっている。

 試合は前半4分に先制点を献上し、同35分までに4失点と日本が苦戦を強いられる。同38分、MF長谷川唯(日テレ・ベレーザ)のパスからMF中島依美(INAC神戸レオネッサ)が華麗に流し込んで1点を返したが、前半終了間際にも被弾して1-5で後半に突入。後半7分にも失点した一方、同37分に途中出場のFW岩渕真奈(INAC)が二人抜きからゴールを決めるも、2-6で日本が敗れている。

 完勝したオランダ女子代表チームは公式ツイッターで試合結果を伝え、2-6のスコアとともに得点者を記載した画像をアップ。「日本に6-2で勝利! みんな、ナイススタート」とコメントを記すと、ハッシュタグで「#JAPNED」と添えた。日本の略称とともに、オランダの英語表記「Nederland」の略称である「NED」を付けた形だが、日本側が「JPN」ではなく「JAP」となっており、画像も同様となっている。

 返信欄ではファンから「ナイスゲーム」など称賛の声が上がった一方、日本の略称表記について「×JAP 〇JPN」と指摘するコメントも並んだ。ネット上では徐々に話題となり始めている。敗れた日本にとっては泣きっ面に蜂で、思わぬ被害を被った形だ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images