シャポバロフはツォンガに阻まれ3回戦へ進出ならず[全豪オープン]

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テニスのグランドスラム「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15〜28日/ハードコート)の3日目、ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)はデニス・シャポバロフ(カナダ)に対して勝利した。カウントは3-6、6-3、1-6、7-6(4)、7-5、試合時間は3時間37分で、シャポバロフは3回戦への進出はならなかった。

ツォンガは、現在ランキング15位の32歳のベテランだ。自身の最高ランキングは5位で、サービスをはじめ、全てのショットがパワフルだが、とりわけフォアの逆クロスが強烈だ。

シャポバロフは今、18歳と10代ながら1月15日付けのランキングで50位に入っている、次世代スター候補の一人。ダイナミックなフォームから放つ、サーブ、フォア、そして片手のバックハンドなど多彩なプレーも特徴的だ。両者は昨年の「全米オープン」で対戦し、6-4、6-4、7-6(3)で、シャポバロフが勝っている。

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試合は第1セットから、シャポバロフがリード。自身のサービスゲームは譲らず、4ゲーム目で試合を動かした。ツォンガのサービスに対してブレークすると、1セット目はそのまま押し切った。

一方のツォンガは、2セット目に入ると同様にサービスゲームはブレークを許さない一方で、シャポバロフのサービスを第6ゲームでブレーク。直後のサービスゲームも手放さず5-2と大きなリードを確保した。

そのまま、ツォンガはデュースにもつれ込みはしたものの第9ゲームを取得し、2セット目を自分のものにした。

シャポバロフは、第3セットでは序盤の2ゲーム目でツォンガのサービスでブレークを達成する。ツォンガはその後、1度サービスをキープをしたものの、6ゲーム目で再びブレークを許すと、セットを奪われた。

後のなくなったツォンガは他方で、第4セットではサービスゲームでは、シャポバロフに隙に付け込ませなかった。タイブレークに入ると、自身のサービスポイントでは得点させずに押し切り、土壇場で2-2のイーブンに戻した。

最終セットは、ツォンガは第2ゲームでブレークを許したものの、ベテランらしい勝負強さを見せた。3-5とリードされて迎えた9ゲーム目で、シャポバロフのダブルフォルトなどでブレークポイントを握ると、ブレークに成功。

直後の自身のサービスもキープすると、ツォンガがシャポバロフのサービスの配球にうまくあわせてブレーク。続くサービスゲームもキープして試合を締めくくった。

ツォンガは次の試合でニック・キリオス(オーストラリア)と対戦する予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は試合中にフラストレーションを示すシャポバロフ
(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)