DF吉田麻也、台頭しつつある鹿島DF昌子源について「もっと海外の良い選手たちと戦ってほしい」《キリンチャレンジカップ2017》

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▽日本代表は6日、翌7日に行われるシリア代表戦との国際親善試合に向け、試合当日の会場となる東京スタジアムで最終調整を行った。

▽練習終了後、DF吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)がミックスゾーンでメディア陣のインタビューに応対。DF昌子源(鹿島アントラーズ)のような若い選手の台頭については「もっと早く出てこなくてはいけない」と下の世代を鼓舞。また、昌子に対して「もっと海外の良い選手たちと戦ってほしい気持ちもある」と若手の成長を強く望んだ。

◆DF吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)

──明日のシリア戦のテーマは

「いつも通りだが、仮想イラクなのでそこも踏まえて守備から良い形で入りたい。一度、やっているので特徴は掴んでいる。前線に良い選手が多いので、そこもうまく対応したい。基本的には僕らがボールを持つ時間が長くなると思うし、ピッチも良く、スピード感あるパス回しで相手を崩せると思う」

──明日のセンターバックの組み合わせがわからないが、仮にDF昌子源(アントラーズ)と組むとなれば

「(昌子)源はスピードもあるし、強さもある。コーチングもすごく良い。ただ、僕自身があまり一緒にパートナーを組んでやったことがない。それは試合前から詰めないといけない。やりながら微調整していかなくてはいけない。ただ、心配はない」

「ほとんどのセンターバックと一緒に組んだことがない選手。特徴を把握して、お互いの良いところを引き出して、お互いのウィークポイントをカバーできれば良いと思う」

──DF昌子源(アントラーズ)のような若い選手が台頭してきたことに関して

「もっと早く出てこなくてはいけないと思っていた。源にしても三浦(弦太)くんにしても、こういうチャンスを生かさなくてはいけない。現状、若いセンターバックの頭数が少ない。下の選手が入ってこないといけないなと個人的にはずっと思っていたので、すごく良いこと」

「僕自身も、他の選手の良いところを盗んでいかなくてはいけない。試合に出られなくても自分のチームに持ち帰って課題を課して、次に代表へ来るときまでに、レベルアップしてということはやっていかなくてはいけない。それは源にたくさん話して、彼も自分で感じてやっていると思う。それを感じるパフォーマンスをしてくれている」

──昌子の成長は感じるか

「年末には世界のトップの相手と戦ったりして、本当はもっともっと海外の良い選手たちと戦ってほしい気持ちもある。自分ができることを精一杯やっている。そういう選手にこういうチャンスが来る。それを掴むかどうかは本人次第」

──現状想定するコンビネーションや役割は

「源には自分ができることをやってほしい。源だけでなく、他の選手もそうで、自分の持ち味をフレンドリーマッチで出せるかどうかはアピールのポイントになる」

──自身が代表に選ばれ始めた時に先輩から盗んだ物や学んだことは

「たくさんあるので、どれを話せば良いかはわからない。ただ、僕の場合、少し特殊で(田中マルクス)闘莉王さんと中澤(佑二)さんが抜けた後で、センターバックという感じのセンターバックは少なかった。いきなりチャンスをもらえたし、そこからずっと出続けることができたのは幸運だった。そういう場数を踏んでいかないとセンターバックというポジションは成長しない。僕自身が今までのキャップ数の中で学んだことを少しでも早く、源や他の選手たちが吸収していってほしい」