2017年1月22日、大相撲初場所千秋楽で、大関稀勢の里が横綱白鵬をすくい投げで破り、14勝1敗で今場所を終えた。前日、既に初優勝を決めていたが、横綱昇進を確実にしたとみられている。

同日夕刻、稀勢の里の出身地である茨城県牛久市から、次のような動画付きのツイートが投稿され、話題となっている。

動画が撮影された場所は、イズミヤ牛久店の館内のようだ。「稀勢の里が白鵬に勝ったときの牛久イズミヤの瞬間！」というコメントが添えられている。

イズミヤ閉店に間に合って良かった......？


イズミヤ牛久店（Miyuki Meinakaさん撮影、Wikimedia Commonsより）

地元出身の力士の初優勝だけに、喜びもひとしおだ。しかし稀勢の里の場合、2011年の大関昇進以来、何度も優勝のチャンスがあった。昨年は年間最多勝という実績を残しながら、ここ一番というところで、優勝を逃している。

イズミヤでは、パブリックビューイングを実施。以前から用意していたくす玉を割るなどして、その快挙を祝った。

ツイッターには、待ちに待った初優勝に沸く、イズミヤを訪れた地元の人々の声が寄せられている。

「イズミヤ閉店に間に合って良かった」「牛久のイズミヤがまだあるうちに故郷に錦を飾ることが出来た稀勢の里」「そのスーパーが今月で閉店と知って悲しい」などといったコメントだ。

なんとこのイズミヤ牛久店は、この 2月1日に閉店することが決まっていたのだ。

その閉店前に、初優勝を決めてくれた稀勢の里。地元の人々の感動はことのほか大きかったようだ。