CBS MarketWatchによると、米SEC(証券取引委員会)は5月31日、金融最大手シティグループは、同社の投資顧問子会社2社が1999年以降に株式投資ファンドに対して行った不正行為に対し、民事制裁金を含む2億0800万ドル(約225億円)の和解金を支払うことで合意したと発表した。

  SECによると、シティグループ・グローバル・マーケッツとスミスバーニー・ファンド・マネジメントの投資顧問2社は、複数の株式投資ファンドに対し、株式の名義書き換え代行業者を外部の第3者からシティグループの関連会社に変更した際に、虚偽内容を伝え、必要な情報を与えないなどの不正行為を行っていたとしている。シティグループはSECの調査結果については否定も肯定もせず、1億2800万ドル(約139億円)の不正利益の返済と利子分、さらに制裁金8000万ドル(約87億円)の支払いに応じた。シティグループの株価は、前週末比17セント安の47.11ドル引けた。 【了】