中国、ウズベキスタンと約650億円規模の石油合弁事業で合意
XFN-ASIAによると、中国を訪問中のウズベキスタンのカリモフ大統領は、人民日報に対し、ウズベキスタン国有の石油・天然ガス会社ウズベクネフテガスと、中国石油最大手のCNPC(中国石油天然気集団)が、6億ドル(約648億円)規模の石油合弁事業を行うことを明らかにした。同紙が26日付けで伝えた。中国は中東地域に代わる石油の供給源を探しており、カリモフ大統領は、同提携について「両国間のエネルギー協力において大きな一歩になる」と述べた。
中国は1993年から石油の純輸入国に、また、1996年からは原油の純輸入国になっており、国内消費量の3分の1を輸入でまかなっている。2020年には国内消費量の60%が海外から輸入されるとしており、同国は天然ガスの輸入を増やすなどの対策を行うとしている。ウズベキスタンは、反大統領勢力による暴動が発生するなど、現在は政情が不安定な状態にあるが、天然資源に恵まれ、世界第8の天然ガスの産出国となっている。【了】