XFN-ASIAによると、中国の民営自動車メーカーで最大の吉利汽車(ギーリー)が、同社初の海外工場建設をマレーシアで計画していると、上海の英字紙、上海デーリーが報じた。

  同紙によると、吉利汽車の広報担当は、同社が、今月末までにマレーシアのアラド社と合弁契約に合意するとしている。また、マレーシア工場は、既存のモデルに加えて、将来的に新型モデルの製造も開始する計画という。マレーシアでの自動車生産は、飽和状態にある中国自動車市場を離れ、海外に販路を求めたいとする吉利汽車の海外進出戦略の一環。吉利汽車の李書福総裁は以前、将来的には中国で製造した同社製自動車の3分の2を輸出したいと語っている。一方、上海デーリーはまた、チャイナ・ビジネス・ニュースの報道を引用して、吉利汽車のマレーシア工場は、中国から部品を供給し、年産2万台の生産能力を持つとしている。【了】