地中海沿岸に位置する港湾都市バルセロナ。

この街には世界に誇るべき素晴らしい観光スポットやサッカーチームが存在しています。

バルセロナと言えば100年以上の歴史をもつサッカークラブ。世界的に有名な選手が所属し、常に世界のトップリーダーとして君臨してきました。

サッカーにおいて美を追求し今年亡くなってしまった近代サッカーの父、ヨハン・クライフによって構築された、「世界で最も面白い」サッカーは過去から現在に至るまで多くのファンを魅了しています。

そんな世界で最も面白いサッカーを味わえる街には、日本が誇るサッカー選手、あの中田英寿さんも絶賛したというフォアグラステーキを味わえるバルが存在します。

それが今回ご紹介するバルセロナが誇るバルの1つ「エルバソ・デ・オロ(El Vaso De Oro)」です。

・実は最高の自家製の地ビール専門店
こちらのお店、名物はフォアグラステーキだと言われていますが、実は最高に美味しい自家製の地ビールのお店。

タップから注がれる最高のクラフトビールは鮮烈なホップの香りと苦みが最高の味わい。

まずは美しく光り輝く黄金色のバルセロナの地ビールで喉を湿らせ、このお店が誇る最高のタパスを味わいましょう。




・地元民に愛されるサンドイッチ「ビキニ」
タパスを味わう時にオススメしたいのが、このお店で地元バルセロナっ子が必ずオーダーするといわれるサンドイッチ「ビキニ」

鉄板でトーストしたパンにチーズとハムを挟んだだけ、という非常にシンプルなサンドイッチ。

シンプルゆえに素材のうまみをしっかりと感じるサンドイッチは、スナックのような感覚でお手軽に味わう事ができます。

フォアグラステーキが届くまでの間、このビキニで美味しいビールタイムを楽しむのもまたオツな過ごし方ではないでしょうか。


・うますぎて絶句してしまうフォアグラステーキ
真打ちはこちらのお店の絶品メニュー、ヒレ肉とフォアグラ(solomillo al foie)です。

さらにはこちらのお店では、ステーキを焼く一連の所作を目の前で見る事ができます。

目の前の鉄板で調理されていく様は視覚にも嗅覚にも訴えかけ、最高のフォアグラステーキタイムを予感させます。



岩塩のみで味付けされた熟成肉の上に、豪快にオニオンとともに炒められたフォアグラを載せただけのシンプルな料理ですが、まずは香りだけでも妖艶な味わいを感じる事ができます。

レアに仕上げられた熟成肉はナッツのような香ばしい香りを放ち、岩塩によって肉本来のコクやうまみがさらに増幅されています。

そしてその極上の熟成肉と一緒に味わうのがオニオンと一緒に炒めあげられた、おおぶりのフォアグラ。

肉だけを味わった後は、いよいよステーキとフォアグラを一緒に口の中に放り込んでみましょう。

噛み締めるほどにほとばしる肉汁とフォアグラのコクのある味わいが口の中で渾然一体(こんぜんいったい)となり、もはや表現の限界を超えてしまうほどの味わいが爆発します。

・フォアグラステーキに合わせたい、濃厚な黒ビール
そしてそんな極上のフォアグラステーキに合わせたいのが濃厚な黒ビール。

もちろんこちらの黒ビールも自家製の地ビール。

濃厚なコクと香ばしさを感じる黒ビールは、極上のフォアグラステーキの味わいにも負けない強い味わい。

ともすれば、味わいの濃いもの同士を合わせるとマイナスになってしまいがちですが、こちらのお店では自家製のビールだからなのか、それぞれの濃い味わいがしっかりと相乗効果を生み出し、まさに世界を探してもこのお店でしか味わえない、と言えるほどのマリアージュを楽しませてくれます。

もしバルセロナに行く事があるのであれば、このお店に訪れて絶品のビールとフォアグラステーキを味わってみてはいかがでしょうか。

もちろん、おいしいお酒とおつまみの揃う居酒屋では素敵な出会いもあるに違いありません。

日本に帰っても忘れられないと思える味わいと、その場所で出会う人々との新しい感動、その素晴らしい経験は、またあなたをバルセロナへと誘(いざな)ってくれるにちがいありません。

Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

お店 エルバソ・デ・オロ(El Vaso De Oro)
住所 Carrer de Balboa, 6 08003 Barcelona Spain
営業時間 9:00-24:00 
定休日 なし(9月の第一週はお休み)
お店のHP http://vasodeoro.com/
行き方 4号線のBarceloneta駅から歩いて5分程度