[5.4 J1第1ステージ第10節 甲府0-2柏 中銀スタ]

 J1リーグは4日、第1ステージ第10節を各地で行った。中銀スタジアムではヴァンフォーレ甲府柏レイソルと対戦し、2-0で柏が勝利した。柏はこれでリーグ戦5試合連続無失点で5連勝。公式戦では7連勝とした。一方、3試合連続で引き分けが続いていた甲府は5試合ぶりの黒星となった。

 甲府は前半3分、右45度の位置でFKを獲得すると、FWクリスティアーノが右足で直接狙う。完全にGK中村航輔の逆を突いたが、クロスバーに嫌われ、先制のチャンスを逃した。すると、柏が試合を動かす。同12分、左サイドでMF田中順也が仕掛けてクロスを上げると、ファーサイドのMF武富孝介がヘッドで合わせる。これはGK河田晃兵に弾かれたが、こぼれ球をFWディエゴ・オリヴェイラが左足で押し込み、1-0とした。

 1点を追う甲府は後半開始からFWチュカを入れ、反撃に出る。甲府の流れの時間帯で得点を挙げられないでいると、柏にチャンスが訪れる。同18分、古巣対決のDF伊東純也の右クロスから武富がドンピシャヘッドも、その前のファウルでノーゴール。それでも同25分、右サイドで伊東がゴールライン際まで持ち込み、3人に囲まれながらパスを出し、ディエゴ・オリヴェイラがPA内右から左足でゴール左隅に流し込み、リードを広げた。

 このまま柏が逃げ切り、2-0で勝利。5連勝とした。この日2得点を挙げたディエゴ・オリヴェイラはヒーローインタビューで「どちらも味方に助けられたゴールだった」と得点シーンを振り返り、「このゲームに来ている選手だけでなく、普段からともにトレーニングを行っている仲間たちの献身的な日々の賜物だと思う」と好調の要因を語った。


●[J1]第1ステージ第10節 スコア速報