iPhoneよりも薄い！ポケットにも入る厚さ6ミリのスマホ用キーボードが登場
だが普段からキーボードを持ち運ぶのはさすがに面倒である。
そこで持ち運びやすいように、折り畳み式のキーボードが市販されている。
しかしこの折りたたみ式キーボードも、結構な厚みがあるためポケットに入るサイズでは無い。またカバンにしまってみても、意外に場所を取ってしまうと感じた人も多いだろう。
Woorin Corporationが開発中のキーボード「Wekey Pocket」は、持ち運び時に邪魔にならない超薄型サイズのキーボードだ。
しかも「Wekey Pocket」は薄いだけではなく、防水仕様になっているのでカフェで使っている時に誤って水やコーヒーをかけてしまっても大丈夫なのだ。また飛行機や新幹線のテーブルの上でも使えるコンパクトサイズな大きさだ。
「Wekey Pocket」は、折り畳むと約155x86x6ミリの大きさになる。
6ミリと言う厚さはiPhoneよりも薄く、このサイズもiPhone 6s Plusと大体同じだ。
これならスーツの内ポケットにも楽に入るし、カバンの中で邪魔になることも無い。
毎日持ち運ぶことも苦にはならないだろう。
iPhone 6s Plusとほぼ同じサイズの「Wekey Pocket」、畳んだ状態での厚みは6ミリだ
「Wekey Pocket」は、広げると約310x86.4x3ミリとなる。
しっかりと打鍵できるキーを備えながら、一般的なキーボードより横幅は2割ほど狭い。
そのため小さいテーブルがあればその場でさっと開いて使い始めることができる。
スマホとの接続はBluetooth。ワイヤレスなのでケーブルは不要だ。
iOSとAndroid、そしてWindowsに対応しているので、スマホからタブレット、さらにはノートPCでも利用できる万能のキーボードなのだ。
しかしここまで薄いとキーが押されたかどうかがわかりにくい。
「Wekey Pocket」は、キーを押すと音が鳴るようになっているため、誤操作も無さそうだ。
キーボードの配列は一般的なQWERTYの5段配列で、一番上には数字キーもある。
市販のキーボードの中には小型化のため数字キーをアルファベットの最上段キーに統合したものもあるが、Wekey Pocketのように独立していた方が使いやすい。
広げると厚さ3ミリのフルキーボードとなる。スマホとはBluetoothで無線接続される
また電池の持ちも長く、一度充電すれば1日2時間の利用で約2か月間利用可能だ。
乾電池ではなく一般的なマイクロUSB端子から充電できるので、スマホの充電器も流用できる。
数日おきに空き時間に充電しておけば、いきなり電池が切れてしまうことも無いだろう。
Wekey PocketはクラウドファウンディングサービスのIndiegogoで現在出資を募っている。本体カラーは白と黒、価格はそれぞれ68ドル（約7300円）、早期予約者は58ドル（約6300円）と一般的なBluetoothキーボードと変わらない。
資金調達に成功すれば今年9月に発売される予定だ。
締め切りまで1ヶ月を残してすでに予定調達資金の半分以上を集めているので、順当に行けば製品化されることは間違いないだろう。
数字キーもあるので使いやすい。白と黒の2色が発売予定だ
人気製品となれば将来は日本語キーボード版の登場もありうるかもしれない。
スマホやタブレットでレポートや報告書をよく書く人にとって気になるアイテムになりそうだ。
山根康宏
