シャッターが閉じられた駅売店に、1枚の告知が張られている。

「売店を新設する予定でしたが都合により撤去することになりました」

この張り紙の写真には、「えっ?ここまで作って?」との驚きの声が付けられ、ツイッターで話題になっている。もし作りかけならば、どうして撤去するのだろう? 気になったJタウンネット編集部は、現地へ行ってみた。

話題の売店は、町屋駅にあった

この画像はどこなのか。調べてみると、東京メトロ千代田線の町屋駅(東京都荒川区)だとわかった。ホームから階段を上り、町屋方面改札を抜けると、くだんの売店が姿を現す。



真新しい売店。外見上はすっかり出来上がっているように見えるが、シャッターはぴたりと閉ざされ、そしてたしかに、「撤去」の張り紙が貼られていた。しかし、どうして新設予定なのに、撤去されるのだろう。東京メトロ広報に話を聞いてみたところ、「張り紙に書かれている通り」とのこと。

この場所にはもともと売店があったのだが、その外装を工事して、リニューアルオープンを予定していた。ところがそれが、「都合により」白紙になったのだという。


売店の斜め前には、シュークリーム店「ビアードパパの作りたて工房」があったが、こちらも1月31日で閉店されている。「ビアードパパ跡地に移転するのでは?」とも聞いてみたが、それについても予定はないようだ。




詳細は不明ながら、ひとまず町屋駅から、売店は姿を消すらしい。ふたたび「新設」される日は、来るのだろうか。