2016年、モバイル動画はメインストリームへと成長するか?モバイル動画への予算シフトが顕著に【AOL調べ】
本調査は、世界の8つの市場の781の企業やメディアを対象に実施されました。
10社に9社がテレビからデジタルに予算をシフトさせていることや、動画広告のプログラマティック取引が伸びていることなども本レポートで明らかとなりましたが、今回はモバイル動画にフォーカスしてご紹介します。
半数近い企業がモバイル動画への予算を増やすと回答
モバイル動画への予算を増やしたと回答した企業は44%にのぼり、昨年よりも11%増えています。
これに対し、デスクトップへの予算配分は昨年より微減しており、モバイル動画との差はますます縮まっています。
課題はターゲティングや効果測定
以上のようにモバイル動画への熱は高まる一方ですが、もちろん課題も残っています。企業が課題として上位に挙げたのが、デバイスをまたいだターゲティングや効果測定です。
昨年あたりから、複数の端末を使っても同一のユーザーを判別する技術が登場するなど、業界全体でこの課題解決を目指す動きが見られますが、手法が確立するまではもうしばらく時間がかかりそうです。またモバイル動画自体の歴史が浅いため、効果の捉え方もまだ各社が探っている段階と言えます。
これらの課題が徐々にクリアされ、モバイル動画のより効果的な活用が実現することを期待したいと思います。