いま名古屋駅前が、変わりつつある。名古屋駅南方にあった貨物駅、旧笹島駅の跡地を「ささしまライブ24地区」と名付けて、再開発が行われているのだ。


その「ささしまライブ」。同名の駅も設置されているのだが、いまひとつ「どのあたりがライブなのか」つかみづらい。そこでJタウンネット編集部は、いまもっともライブ感のあるアニメ「ラブライブ!」と比較してみることにした。


共通点は「学校」と「音楽」

ラブライブ!の舞台は、統廃合の荒波にもまれる伝統校「国立音ノ木坂学院」。この高校に通う女子生徒たちが、アイドルユニット「μ's(ミューズ)」を結成することで、学校存続を目指すストーリーだ。

一方、ささしまライブ!も学校が舞台。愛知大学の名古屋キャンパスがあるのだ。2012年4月から一部オープンしていて、17年春の完成を目指している。


愛知大学の工事現場

ラブライブ!に欠かせないのが、音楽だ。関連シングルはオリコン上位にランクインし、2015年のNHK紅白歌合戦には「μ's」も出場する。

音楽面では、ささしまライブ!も負けてはいない。ライブハウス「Zepp Nagoya」を擁し、多くのミュージシャンが集まる後者は、よりライブ感があると言えるだろう。


段々とこじつけが難しくなってきたので、最後にとある比較画像をお見せしようと思う。これを見れば、ラブライブ!とささしまライブ!の違いがわかるはずだ。どん!


このためだけにシングルを買ってきた

来秋には「中京テレビ」が移転してくる

この笹島エリアは、同じく貨物駅跡の再開発で生まれた、東京・汐留エリアに似ている。汐留には日本テレビがあるが、笹島には2016年11月、日テレ系列の中京テレビが移転してくる。


中京テレビ新社屋

これが中京テレビの新社屋(15年12月12日撮影)だ。12月7日に竣工したばかりで、撮影当日はまだ、新コーポレートマーク(同14日に発表)にカバーがかぶせられていた。なお中京地区での「ラブライブ!」放映は、テレビ愛知が行っているので、ご留意頂きたい。


コーポレートマークにはカバー
カバーされてても「4」チャンネルはわかる

周辺には超高層ビル「グローバルゲート」も建設中。プリンスホテルなど入居する多目的ビルは、2017年3月末の竣工を予定している。すでにあるショッピングモール「マーケットスクエアささしま」や、JICA(国際協力機構)の「なごや地球ひろば」とあわせて、ささしまエリアのランドマークになるだろう。


グローバルゲート建設現場
マーケットスクエアささしま
JICAなごや地球ひろば

「Live」か「Raibu」か

「ささしまライブ24」を英語にすると、「Sasashima Live24」(市サイトより)になる。しかし、ささしまライブ駅は「Sasashima-raibu Sta.」。「Live」ではなく「Raibu」なのだ。バス停の表記も「Raibu」だが、交差点は「Live」。このチグハグさも、ライブ感があるではないか。


駅の表示は「raibu」
バス停は「Raibu」
交差点は「Live」

リアルタイムで生まれつつある、ささしまライブ地区。くしくも同じ日(1986年11月1日)に廃止された旧汐留駅同様、日本屈指の情報発信基地になること間違いなしだ。




キレイな夕暮れだった