H2Aのエンジンを開発した角田宇宙センターを見学しよう
[OH!バンデス - ミヤギテレビ] 2015年12月9日放送の「ど〜なKnow?」のコーナーで、宮城県の宇宙研究施設を紹介していました。
角田宇宙センターの展示品(Yuichiro Hagaさん撮影、Flickrより)
いま「宇宙」がアツい!あのロケットを支える重要な施設
先日、日本で初めての商業衛星「はやぶさ」を宇宙へと運ぶH2Aロケットが種子島から打ち上げられました。ドラマ「下町ロケット」の人気も重なり、宇宙への関心が高まっています。
宮城県角田市にある「JAXA角田宇宙センター」は、ロケットのエンジンに関する様々な研究・実験を行っています。
50年前に設立され、日本第1号のロケットエンジンや、前述のH2Aロケットエンジンなど重要な研究をこなす最先端の施設なんです。
先日の打ち上げでは角田で開発されたエンジンが赤道に到達するまで4時間も、職員はドキドキだったとか。
こちらでは大気圏突入と同じ状況を作り出す「高温衝撃風洞」という実験施設を持っています。試験時間はなんと「1000分の2秒」!そのわずかな間に様々な計測が可能で、NASAなど世界の宇宙研究機関が利用しています。
最寄駅にはロケットのイラストが(Kzaralさん撮影、Flickrより)
ミッション成功を目指せ!シミュレータで宇宙を疑似体験
また、一般の人でも無料で気軽に入れる「宇宙開発展示室」で今年新たに導入された「はやぶさシミュレータ」では、ロケットの発射を疑似体験することができます。
小惑星探査機の打ち上げ体験では、画面上からロケットの角度を設定して発射します。エンジンが切り離されたりとリアルに作られており「ミッション成功」を目指します。
他にも月面探査など6通りのシミュレートをゲーム感覚で体験できます。子供はもちろん、大人まで夢中になってしまうかも!
そして「入場無料」なのも嬉しい施設。楽しく学んで、子供達の夢が広がるといいですね。(ライター:M.)