石川「めもらい」、熊本「おひめさま」、沖縄「おともだち」...「ものもらい」の地域差さまざま
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2015年12月7日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「ものもらい」の地域ごとの呼び名がとりあげられていました。
画像はイメージです(Dan Foyさん撮影、Flickrより)
ロート製薬調べによる「ものもらいの呼び名地域別ランキング」のベスト3は、1位が「ものもらい」の34.5%、2位が「めばちこ」の27.5%、3位が「めいぼ」の2.7%でした。
ちなみに石川県では、「めもらい」という方が圧倒的に多く、割合では68.2%。しかし、全国ベスト3には入っておらず、石川特有の方言なのかもしれません。
「めもらい」は石川県だけでない
しかし、「めもらい」が1位なのは、石川県以外にも、福井県、大分県、長崎県などがありました。隣の福井はともかく、遠く離れた九州でも「めもらい」という呼び名が根付いているのです。
ところが、めもらいの名前の由来について調べると、石川・福井の語源は、「目」の病気をもらうという意味なのに対し、大分・長崎の語源は、「めし(飯)もらい」、病気を治すために食べ物をもらうという行為に結びついているそうなのです。
もともとの「ものもらい」の語源も後者の方の由来であると。同じ呼び名なのに由来が違うとは、なかなか奥が深いですね。
ちなみに、北海道では「めっぱ」、秋田では「ほいどっこ」、熊本では「おひめさま」、沖縄では「おともだち」と言われているそうです。(ライター:りえ160)