全国各地の「防犯メール」の中から、気になった事案を紹介する本連載。今回は、兵庫県の「ひょうご防犯ネット」へ寄せられた不審者訪問事案を取り上げたい。

ウマい話にはウラがある。画像と本文は無関係です(Pictures of Moneyさん撮影、flickrより)

渡る世間は...

2015年12月8日、時刻は不明。芦屋市内の個人宅で、不審者訪問事案が発生した。

年齢が70歳くらいの男が銀行の支店長を騙って個人宅を訪問。男は「50万円の預金をすれば、支店長権限でキャンペーンの懸賞金10万円が当たるようにする」などと話を持ち掛けてきた。家人が断ると、男は何処かへ立ち去ったという。

なんとも大胆な犯行である。うまい話には裏があると言うが、ここまでアカラサマな話は無いだろう。しかし、この様な事例でも被害に会う人がいるのが現状だ。明日は我が身と考えて、常に疑ってかかるくらいの気持ちを忘れないようにしたい。渡る世間は何とやらだ。

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本連載でお届けする内容が、少しでも身近な犯罪の抑止につながれば幸いだ。