「おすそ分けくれるご近所さん。でも、毎回賞味期限が切れてます」(神奈川県・30代女性)
おすそ分け、といえば、ご近所の心温まる交流の一つだ。でも、中にはちょっと迷惑ないただきものも......?
神奈川県のJさん(30代女性・フリーター)の隣人は、親子そろって少し変わり者として有名だ。母親はJさんによく、お菓子などをおすそ分けしてくれるのだが――。
息子は有名なトラブルメーカー
だいぶ昔のお隣さんの話です。このお宅は近所では有名なトラブルメーカーで、私たちはいろいろと悩まされたものでした......。
画像はイメージです(Aaron Jacobsさん撮影、Flickrより)
お隣ではお父さんがすでに亡くなられていて、高齢のお母さん、そして30代くらいの息子さん一家で暮らしていました。
息子さんは今で言うオラオラ系で、とにかく「うるさい」人。何かのお店を経営しているそうなのですが、自宅にいるときには音楽を大音量でかける、家族と大声でケンカするなど、昼夜問わず騒音を近所にまき散らします。当然、ご近所との軋轢も多く、ちょっとしたことでも文句を言ってくるので、皆さん関わり合いになることを避けていました。
特に奥さんへの言動は最悪でした。もともとお店のお客さんだったと聞いていますが、もう怒鳴ること、怒鳴ること......。時には家の外に追い出し、路上で土下座させるようなこともあり、とてもじゃありませんが見ていられません。息子さんの怒鳴り声が聞こえだすと、いつも耳をふさいでいたものです(結局、奥さんは小さい子どもを連れて出ていきました)。
お母さんはお母さんで怖い...
それに比べると、お母さんの方は物腰も柔らかく、とっつきやすい人でした。ただ、動物を大量に飼って臭いや糞のトラブルを引き起こすなど、やはりちょっと変わっていましたね。
このお母さんは、時々我が家に「おすそ分け」をくれました。「もらったんだけど、うちでは食べきれないのよ〜」と、お菓子などを持ってきてくれるのです。
ところが食べてみると、なんか変な味がします。おかしい、と思って箱を見ると、賞味期限を1か月以上も過ぎています。もちろんそれ以上食べることはできず、残りはゴミ箱へ......。
その後もたびたびお菓子やカップ麺をいただいたのですが、ほとんど毎回賞味期限が切れていました。別に悪気がある様子ではないのが、余計に怖くて......。
一番ぞっとしたのは、魚介類をいただいたときです。賞味期限などは書いていないですが、もし食べてお腹でも壊したら......と正直恐怖さえ感じました。一応鮮度を慎重に確認してから食べましたけど、幸いなんともなかったので良かったです。
すでに引っ越してずいぶん経ちますが、時々「あの一家は今ごろどうしているのだろう」と思い出します。
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