家持ゆかりの寺・高岡の勝興寺に伝えられる「七不思議」
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2015年11月30日放送の「テレ金大学」のコーナーで、高岡市にある勝興寺について紹介していました。
勝興寺本堂(小池 隆さん撮影、Wikimedia Commonsより)
万葉集の編者として歴史の授業にも載っている大伴家持は、越中国守として高岡に赴任し、223首もの歌を詠みました。
「英遠の浦に 寄する白波 いや増しに 立ちしき寄せく 東風をいたみかも」は、氷見の海岸を詠んだものです。
この家持が赴任した越中国守の跡に建てられたのが勝興寺というお寺です。
家持もビックリの七不思議
この勝興寺には、七不思議という昔からの言い伝えがあります。
まずは、「実ならずの銀杏」。もともとはたくさん実がなった銀杏ですが、人々が取り合い争いを起こすのを嫌った住職がお教を読むと、ひとつも実がならなくなったそうです。
次に、「水の涸れない池」。勝興寺が火事になった時に、この池に隣接する本堂に彫られている龍神が火を消してくれ、それ以来、この池はどんな干ばつの時でも、龍が雨を呼び、水がなくなることはなくなったそうです。
勝興寺は、北陸新幹線ですぐの高岡駅からJR氷見線に乗り、すぐの伏木駅そばにあります。
残り5つの不思議を調べに行きたくなりますね。(ライター:りえ160)