小学生に無理やりチョコレートを渡した老人【事案ウォッチ】
全国各地の「防犯メール」の中から、気になった事案を紹介する本連載。今回は、宮城県の「みやぎセキュリティメール」へ寄せられた声かけ事案を取り上げたい。
チョコを押し付けた老人。画像は本文とは無関係です(Lee McCoyさん撮影、flickrより)
チョコレートをあげる
2015年12月1日、16時ごろ。太白区の路上で声かけ事案が発生した。
男子小学生が下校途中、年齢が70〜80歳の男に遭遇。男は男子小学生に対して「チョコレートをあげる」と声をかけてきた。男はその後、無理やりにチョコレートを渡してきたという。
このケースでは、男を不審者と断言することはできないかもしれない。男は何かの理由でチョコレートを手に入れた......しかし、甘い物が苦手な男は処分に困ってしまう。そこに、いかにもチョコレートが好きそうな小学生が現れる。男は「捨てるのが勿体ない」という思いだけで、小学生にチョコレートを渡したのだった。
申し訳ない、かなり強引な想像になってしまった。だが、いずれにせよありがた迷惑な声かけ事案であることに変わりはないだろう。
事案ウォッチ全国の事案情報を紐解き、ときに想像を膨らませながらご紹介。本連載でお届けする内容が、少しでも身近な犯罪の抑止につながれば幸いだ。