注意!「マイナンバー」管理者装い、言葉巧みに個人情報を聞き出す事案が流行中
全国各地の「防犯メール」の中から、気になった事案を紹介する本連載。今回は、宮城県の「みやぎセキュリティメール」へ寄せられた不審者事案を取り上げたい。
マイナンバー詐欺に注意。画像は本文とは無関係です(Lenore Edmanさん撮影、flickrより)
「マイナンバーにのせるから」
2015年11月14日、16時ごろ。登米市内の80歳代の女性宅に男が訪問する不審者事案が発生した。
土曜日の夕方前、80代の女性宅に突然不審な男が訪問してきた。男は「マイナンバーにのせるから」などと言い、女性から住所・氏名・生年月日・電話番号を聞き出したという。
最近何かと話題のマイナンバーに関する不審者事案である。マイナンバーの詳しい運用法については、まだまだ国民に浸透しているとはいえない。そのような状況であるが故に、相手の不安を煽ったり、何らかの理由をこじつけて個人情報を聞き出そうとする犯行が続出している。
とくに高齢者は標的にされるケースが多い。警察や自治体の注意喚起に期待するだけでなく、親戚や周りの人間も気をつけておきたい不審者事案だ。
事案ウォッチ全国の事案情報を紐解き、ときに想像を膨らませながらご紹介。本連載でお届けする内容が、少しでも身近な犯罪の抑止につながれば幸いだ。