乗れたらラッキー! 1日4往復限定で運行する、阪急の雅な「京とれいん」
阪急電鉄は毎日何本も走っていますが、その中でも、京都線の起終点駅である梅田と河原町からそれぞれ4本ずつ発車している「京トレイン」があります。
和をイメージしたモダンな外装と、京都の四季感じられる充実した内装が魅力的です。
また、それぞれの車両によって違う雰囲気を楽しむことができるのも京トレインならではのこと。たまたま京トレインに遭遇したので、今回は京トレインについてお伝えします!
停車駅も少なめ、1日4往復のみ
阪急の「京とれいん」(筆者撮影、以下同じ)
京トレインは、梅田から河原町までの間で、梅田、十三、淡路、桂、烏丸、河原町しか止まりません。
行き先を明確に決めていたり、旅行日程をつめている方にも便利です。ただし、上記停車駅以外で下車予定の場合は、途中で乗り換えるなどが必要になります。
また、外装に和の雰囲気と、「京とれいん」という文字が書かれているのですぐにわかります。
梅田から河原町まで約45分で行き来することが可能です。
車両の扉には竹の模様が入っていて、電車に乗り込む瞬間から和の雰囲気を楽しむことができます。
車両によって異なるデザイン
京とれいんの中でも、場所によってちがった雰囲気を楽しむことができます。
1、2号車は蘭の花が散りばめられた赤系統のシートです。
座席が設置されている部分にはつり革がないのが魅力で、人が密集しすぎることなくゆったりとした空間を楽しむことができます。
3、4号車には京の町家をイメージして作られた車内のエントランスがあります。4人が向き合って座れる座席が用意されており、座席ごとに敷居もあるのでプラベートな空間を楽しむことができます。
4席に1つの小さなテーブルもついているので、みんなでご飯を食べたりして楽しむのも良いですね。
そして、5、6号車には麻の葉が描かれたシートが。
落ち着いた雰囲気があり、一人で乗車される方にもおすすめの車両です。
平日や特に日中は空いていることが多いので、贅沢にシートを使うことができます。
また、どの車両にも、掛け軸風のポスターがあったり、英語、韓国語、中国語を合わせた4ヶ国語の観光用パンフレットが設置されていたりします。旅の計画を立てたり、情報収集もできるようになっているので、観光客の方は時間を合わせて乗車するのも良いかもしれません。往復4本の発着時間は決まっていて、阪急電車のHPに記載されているので、あらかじめ確認しておくと良いかもしれません。
特急券なしで通常の切符(梅田から河原町まで400円、下車する場所によって値段は異なります)で乗車可能なのも嬉しいポイントです。
せっかく京都に訪れ、阪急に乗る予定のある方は、京とれいんに乗車してみてください!
今回の筆者:kamito努1995年生まれ。京都生まれ、京都育ち。現役大学生。フリーランスでライターとして活動しております。地元京都の魅力などを届けたいと思っております。よろしくお願いいたします。