冬に満開のチューリップ! ふなばしアンデルセン公園の不思議な花畑、その仕組みは?
日本列島はすっかり冬景色となってしまった。北海道はマイナス20度、積雪50センチを記録したところもあるという。本州でも標高の高い地域や日本海沿いでは、雪化粧が見られ、全国的に真冬の寒さに突入した。冬物のコートを引っ張り出し、早速着込んでいる人は多いのではないか。
ところが、11月25日、次のような写真付きのツイートが投稿された。
もうすぐ冬本番だってのに、チューリップ畑とは
アンデルセン公園の花はいつも綺麗 pic.twitter.com/9kkU94Bw8n
- eringoron (@KirakiraMion33) 2015, 11月 24
なに、11月なのにチューリップが満開、花が咲くのは春のはずだろう。いったいどうなってるの?
アイスチューリップって、いったいなんだ...?
アイスチューリップの花が咲くメルヘンの丘ゾーン(画像提供:ふなばしアンデルセン公園)
冒頭のツイートには、「アンデルセン公園の花はいつも綺麗」というコメントも付いている。
アンデルセン公園といえば、旅行サイト「トリップアドバイザー」で「2015年日本の人気テーマパーク」ランキング3位となり注目を集めた、千葉県船橋市にある「ふなばしアンデルセン公園」だ。
Jタウンネット編集部は早速電話で真相を聞いてみた。
電話で答えてくれたのは、担当の藤田さん。「今回開花しているのは、アイスチューリップというもの。これは球根を冷蔵庫に入れて保存し、開花時期をずらしたものですが、私たちは南半球の球根を輸入しているんですよ」。
今回は、3万株の球根を11月上旬に植えたが、例年より温かかったためか、11月中に開花し、満開となってしまったという。来年1月にチューリップのイベントを予定していたが、それまでに開花シーズンが終わってしまう恐れも出てきた。「追加で2万株取り寄せることにしました」と藤田さん。
寒いので春気分をどうぞ!
ツイッターには、実際にアイスチューリップを見て来た人からの報告が寄せられている。
アンデルセン公園なう(´ω`)
すげー( ゚д゚)
この寒い時期にチューリップが園内のいたるところに咲いてるー( ゚д゚) pic.twitter.com/6EZGg5uFh1
- さとぴん(さとみ@ぴんくめがね) (@satomipinkyu) 2015, 11月 23
@swingsararan
おはようございます(*^o^*)
奈良は霧なのねー、こちらは暖かい日が続いてるよん。アンデルセン公園はアイスチューリップが早くも満開、晴みたいですよー。
今日もそこそこで?! pic.twitter.com/ysMoPOoqrt
- たほちん (@tahochin) 2015, 11月 23
@for9_ever1
ストーブ抱きしめて(笑)暖かくしてね。こちらは船橋アンデルセン公園、アイスチューリップが早くも満開、なんだか春みたいですよー。 pic.twitter.com/rvUlnDbZ0I
- たほちん (@tahochin) 2015, 11月 24
おはようございます。
かなり降っています。
今、船橋アンデルセン公園はアイスチューリップが満開です。例年より早く開花したようです。
寒いので春気分をどうぞ!
本日も元気にいきましょう?(o^^o)
#写真好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/tzYt14So6a
- たほちん (@tahochin) 2015, 11月 25
11月27日現在、園内各所に18種類3万株のアイスチューリップが開花中。とくにメルヘンの丘ゾーンにある、「チューリップめいろ」は見どころだ。最新情報は、公式フェイスブックからも確認できる。
約1万株のチューリップでつくられた「チューリップめいろ」(画像提供:ふなばしアンデルセン公園)