日本列島はすっかり冬景色となってしまった。北海道はマイナス20度、積雪50センチを記録したところもあるという。本州でも標高の高い地域や日本海沿いでは、雪化粧が見られ、全国的に真冬の寒さに突入した。冬物のコートを引っ張り出し、早速着込んでいる人は多いのではないか。

ところが、11月25日、次のような写真付きのツイートが投稿された。

なに、11月なのにチューリップが満開、花が咲くのは春のはずだろう。いったいどうなってるの?

アイスチューリップって、いったいなんだ...?


アイスチューリップの花が咲くメルヘンの丘ゾーン(画像提供:ふなばしアンデルセン公園)

冒頭のツイートには、「アンデルセン公園の花はいつも綺麗」というコメントも付いている。

アンデルセン公園といえば、旅行サイト「トリップアドバイザー」で「2015年日本の人気テーマパーク」ランキング3位となり注目を集めた、千葉県船橋市にある「ふなばしアンデルセン公園」だ。

Jタウンネット編集部は早速電話で真相を聞いてみた。

電話で答えてくれたのは、担当の藤田さん。「今回開花しているのは、アイスチューリップというもの。これは球根を冷蔵庫に入れて保存し、開花時期をずらしたものですが、私たちは南半球の球根を輸入しているんですよ」。

今回は、3万株の球根を11月上旬に植えたが、例年より温かかったためか、11月中に開花し、満開となってしまったという。来年1月にチューリップのイベントを予定していたが、それまでに開花シーズンが終わってしまう恐れも出てきた。「追加で2万株取り寄せることにしました」と藤田さん。

寒いので春気分をどうぞ!

ツイッターには、実際にアイスチューリップを見て来た人からの報告が寄せられている。

11月27日現在、園内各所に18種類3万株のアイスチューリップが開花中。とくにメルヘンの丘ゾーンにある、「チューリップめいろ」は見どころだ。最新情報は、公式フェイスブックからも確認できる。


約1万株のチューリップでつくられた「チューリップめいろ」(画像提供:ふなばしアンデルセン公園)