団地にそんな利用法が! 使われなくなった部屋を復活したら...ミュージシャンも注目?
画像はイメージです(mxmstryoさん撮影、Flickrより)
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年11月17日放送で、「森之宮団地の新たなリノベーション」について取り上げていました。
団地は「家賃の割に広いけど住みにくい」というイメージがありませんか?古くに建てられた団地は現在のライフスタイルに合わない・・・と敬遠されがちになったことを受けて、UR(独立行政法人都市再生機構)では団地のリノベーションに力を入れています。
そんな中、また新しい活用法をURが考えました。
大阪市城東区にある森之宮団地はおよそ50年前に建てられました。古い耐震基準にそって建てられたもののため、約5年前に耐震補強工事を行いました。入居者のいる団地であることを踏まえて、解体するのではなくいくつかの部屋に鉄骨をはめ込む形での補強工事を実施。その結果、住居として活用できなくなった部屋が61戸できました。
デッドスペースとして使われることのない部屋、そこを今回"あるモノ"にリノベーションしたというのです。
大音量でも近所に迷惑をかけません!
部屋の中に作ったのは「防音ブース」。大音量で楽器練習ができるよう、防音ブースのついた音楽スタジオに変身させてしまったのです。URで全国初となる音楽スタジオです。正式名称は「MUSIC COMMON CAVE MORINOMIYA 3-216」、防音室は4畳タイプで1時間240円で利用ができます。
一方で、森之宮団地の自治会ではカラオケが盛ん。集会所でカラオケ大会をして盛り上がっていた自治会の皆さんに音楽スタジオを見せてみると、「音を出しても近所を気にしなくていい」と好評です。
URでは、音楽スタジオが新たな入居者につながることを期待しています。団地も高齢化が進んでいるので、どんどん若い人に入ってもらって団地が活性化すればと願っているそうです。(ライター:ツカダ)