離乳食が全然進まない!そんなときに知っておく4つのこと

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生後5カ月ごろから始めた離乳食。ところが全然食べてれないんです。そんなママたちへ知っておいてほしい4つのことをお伝えします。離乳食インストラクター協会代表の中田馨さんのWEB上離乳食レッスン・第13回目のテーマは「離乳食が進まないとき」です。

こんにちは!離乳食インストラクターの中田馨です。生後5カ月を過ぎて、離乳食をスタート。だけど2、3週間たっても、赤ちゃんがあまり食べてくれない!機嫌がいい時に10倍がゆを2、3さじ程度しか食べてくれないから、なかなか野菜に進めない!という相談を受けることがあります。

赤ちゃんの未熟な内臓がびっくりしないように、おかゆをしっかり食べらえるようになってから野菜に進みたいというママの気持ち。とてもよくわかります。でも、このままだといつになったら10倍がゆ以外の食べ物を食べられるの?という不安もよぎります。今日は、離乳食をはじめたばかりの「赤ちゃんの食べてくれない」について、お話しさせていただきます。


離乳食は食べ物を食べる練習期間

離乳食は食べ物を食べる練習期間です。特に離乳食初期の赤ちゃんにとっては、母乳やミルク以外の初めて出会う食べ物です。まずはその味、触感、においなどに慣れなければいけません。他にも、スプーンの感触に慣れる、食べ物を舌と上顎ですりつぶして飲み込むということにも慣れなければいけません。赤ちゃんは離乳食をはじめると、いろいろなことに慣れ、能力を獲得していくのです。すんなりと受け入れてくれる赤ちゃんもいれば、「何だこれ??」と感じてしまう赤ちゃんもいると思います。だから、まずは、食べた量が少なくても気にせず、今は【食べる練習期間】と心がけるとよいと思います。


離乳食本の目安よりゆっくりでも大丈夫

離乳食本の進み方と我が子を比べてみると、「大丈夫だろうか?」と不安になることもあります。本を参考にすることは大切なことですが、あくまで離乳食を進めるうえでの目安です。赤ちゃんが元気で体重も身長も伸びていれば、多少ゆっくりペースでも大丈夫です。生後5〜6カ月ごろは、母乳やミルクでしっかり栄養を補えているので、離乳食を食べなくても栄養が不足することはないので安心してください。

食べる量は赤ちゃんのペースに合わせて

赤ちゃんの成長は、ひとりひとり違います。同じ育ち方をする赤ちゃんはいません。だからお友達の赤ちゃんより食べる量が少なくても、離乳食本の目安量より少なくても大丈夫。あなたの赤ちゃんに合わせて、新しい食材も少しずつチャレンジするといいですね。


他の食材を食べさせてみる

以前「おかゆを小さじ1さじ程度しか食べないから、1カ月間おかゆだけしか食べていない」というママがいました。野菜を食べたら体調を壊すのではないかと心配されていました。このママの気持ち、とてもよくわかります。この場合、小さじ1ずつおかゆを食べられているのですから、小さじ1/2からでいいので野菜をはじめてみてはどうかなと思いました。おかゆと違う味に出会い、急にパクパク食べ始めた!という例もありますよ。

赤ちゃんが離乳食をしっかり食べてくれないことは、ママにとって本当に心配なこと。でも、量や進み方だけに目を向けず、楽しい雰囲気の中、ママと赤ちゃんのスキンジップの時間と思い、取り組んでみることも大切だと私は思います。

著者:一般社団法人 離乳食インストラクター協会 中田馨

保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。●かおりの“和の離乳食レシピ”blogはこちら


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