写真は番組HPより

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 番組スポンサーからの利益供与問題、親友で福岡ソフトバンクホークス所属の松坂大輔(34)からの「友情ボール売却」と、次々と疑惑が浮上している日本テレビアナウンサーの上重聡(34)。ネットユーザーから非難の声があがるなか、レギュラーの情報番組『スッキリ!!』に出演し続けているが、状況は悪化するばかりだ。

『週刊文春』(文藝春秋、4月9日号)は、上重アナが日テレの有力スポンサー「ABCマート」の創業者・三木正浩(59)からタワーマンションを購入するための資金として1億7000万円を無利息で借りていたことをスクープ。その後、上重アナは『スッキリ!!』で「多くの方に疑念を与える結果となってしまいました」と述べ、視聴者に謝罪していた。

オークションサイトで落札された“友情”

 さらに同誌4月26日号では、上重の“悪事”はこれだけではないと言わんばかりに、松坂からプレゼントされたという“友情ボール”の売却疑惑を報じた。問題となっているのは、2006年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表が世界一となった際に、高校球児時代からの親友である上重アナに松坂が贈った記念のサインボール。2009年、上重アナは豊島区議会議員・小林弘明氏にボールを委託。週刊文春の記事では詳細な経緯を記した上で、このサイン入りボールがオークションサイトで10万2000円で落札されていたことを報じている。

 この報道に対して日本テレビは否定するコメントを出した。

「『文春』の発売当日、日テレは松坂のサインボールの横流し報道について、上重本人や所属事務所を通じて松坂に確認したことを説明した上で『“友情のボール”なるものは全く存在せず、完全な事実無根であることは明らかです』と記事内容を全面的に否定。法的措置も検討しているとコメントしました。ところがネット上では上重に対する批判が鳴り止むことはなく、『胡散臭い』『よくヌケヌケとTVに出てられるよね』と、完全に逆効果となっていました」(芸能ライター)

 双方の主張が対立する中、4月22日発売の『週刊文春』最新号では、改めて事の真相に迫っている。タレント・西川史子(44)の元夫で友情ボールの売却にも関与していたという実業家・福本亜細亜氏(41)や、ボールの販売仲介を担ったとされる豊島区議・小林弘明氏の“必死の弁明”などを詳細に伝え、上重や日テレ側の言い逃れを追求している。

 上重アナの黒い疑惑は増すばかりだが、今後も『スッキリ!!』を続けていくのだろうか。

(取材・文/恩田サチコ)