７日、民主党代表選に先だって都内のホテルで開かれた両院議員総会で政策を論じる菅直人候補。（撮影：吉川忠行）

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民主党の新代表を選ぶ両院議員総会が７日午後、東京都千代田区の赤坂プリンスホテルで開かれ、立候補した菅直人元代表、小沢一郎前副代表が投票前にそれぞれの政策を訴えた。

　菅氏は、WBCで優勝した日本代表の活躍にちなみ「一人ひとりの能力を『王ジャパン』のようにチームとしてフルに生かせれば、自民党に代わって政権を担いうる政党になれる」と、老壮青、衆参それぞれが適材適所で活躍できる挙党態勢を強調。

　その上で、「政治の権力は、不幸な人を守ることに使うべきだ」と自らの政治理念である「最小不幸社会」の実現を訴え、「庶民の力、草の根の力、国民一人ひとりの力で政権交代ができる民主党を作っていきたい」と熱っぽく語った。

　一方の小沢氏は、政権交代を実現するために「私のすべてをかけて立候補した」と意気込みを語った。

　小沢氏も「王ジャパン」の活躍を例に、「挙党一致によって信頼され、安定感のある野党第一党になる」と主張。「民主党の役割は、筋の通った『公正な国』を作ること」とし、自民党政権との「対立軸」を明確にすると訴えた。

　この後、党所属の衆参両院議員による投票が行われ、午後４時半にも新代表が誕生する予定。午後５時からは新代表による記者会見が行われる。

　政策理念の発表と投票の模様は、USENが運営する無料ブロードバンド放送「GyaO」でネット中継された。【了】

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