つくる会教科書、翻訳版を発表
「新しい歴史教科書をつくる会」の八木秀次会長(高崎経済大学助教授)と藤岡信勝副会長(拓殖大学日本文化研究所教授)は10日、東京・有楽町の外国特派員協会で会見し、同会のメンバーが執筆し、今春の文部科学省検定で合格した『新訂版・新しい歴史教科書』(扶桑社刊)の翻訳版(英語・中国語)を作成したと発表した。英語版は一部訳。中国語版は全文翻訳で、昨日からホームページに掲載している。近日中に韓国語版も掲載する予定。
八木会長は、翻訳の経緯について「外国の首脳の中にも、私どもの教科書を読んでいない段階で批判する方もいる。そこで、このような形で外国語に翻訳した」と話した。また「本来、これは文科省がやるべきこと。日本政府は外国に対する発言力が弱いと思う」と述べ、日本の教科書検定制度を外国に理解をしてもらうために、文科省が積極的に取り組むことを求めた。
また、「学校での同教科書採択率がなぜ低いのか」という海外メディアからの質問に対し、八木会長は「日本の教育団体はいずれもマルクス・レーニン主義を信奉している。信じられないかもしれないが」と説きながら、「国民の声と教育界との間にギャップがあり、どの教科書を選ぶのかというときに、マルキシズムの立場に立つ教職員組合の影響力が発揮される。その結果、採択が少なかった」と答えた。【了】
また、「学校での同教科書採択率がなぜ低いのか」という海外メディアからの質問に対し、八木会長は「日本の教育団体はいずれもマルクス・レーニン主義を信奉している。信じられないかもしれないが」と説きながら、「国民の声と教育界との間にギャップがあり、どの教科書を選ぶのかというときに、マルキシズムの立場に立つ教職員組合の影響力が発揮される。その結果、採択が少なかった」と答えた。【了】