日中外交ばかりが注目を集めているが、野田内閣の「親米路線」の本質が、対米服従であることが、3回連続の服従で露わになった。第一は、原発ゼロ問題だ。野田総理は、民主党代表選挙に立候補するにあたって「2030年代に原発稼働ゼロ」を打ち出した。ところが、9月19日に閣議決定された環境・エネルギー戦略は、大まかな方針を示すだけにとどまり、原発ゼロ目標は参考文書に格下げされてしまった。突然の方針変更は、閣議決定