次期日本代表監督候補とも報じられる元ローマ監督、ルチアーノ・スパレッティ氏について、海外のサッカーファンが議論を交わしている。

海外ニュースサイトでも「スパレッティ氏が日本代表監督の第一候補」と報じられると、海外サッカーファンが集うフォーラムでは、ポジティブな意見が相次いだ。「日本がスパレッティを獲得できたら良いことだと思う」「スパレッテイは悪くないよね。日本のサッカーにとっても重要な節目になる。出来れば全権を委ねれることができる人が理想だ」と、その手腕を評価する声が多い。

「彼はゼーマンやスコラーリよりは優れていると思う。マガトのようにおかしなことはしないしね」など、現在候補として挙がっている何人かの有名監督よりは賢明な選択肢と捉えられているようだ。

一方で、日本のスパレッティ氏獲得に“待った”をかけているのがACミランだ。ミランはやや低迷気味で、フィリッポ・インザーギ監督の後任が早くも噂されている。

そんな現状を反映してか、「スパレッティはミランへ来るよ」「今シーズンは諦めてスパレッティで夏に出直そう」「インザーギやセードルフとは違ってスパレッティはちゃんとした監督だからね。ピッポには下部組織に残って欲しいんだ」と、経験不足のインザーギ監督に取って代わる存在としてサポーターから本命視されているのだ。

日本代表就任に関しては「無職のワールドクラスの監督がお金稼ぎのために日本に行くのか」といった皮肉を込めたコメントもあるが、セリエAのローマやロシアのゼニトを率いた手腕の高さは多くが認めているようで、現在無職の大物監督の中ではスパレッティ氏が有力候補であることは間違いない。