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マイナビは、国内企業2,057社を対象に「2014年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」を実施した。調査期間は8月1日〜30日。

2014年卒の採用について、人事以外の社員の協力内容をきいたところ、「出身校への訪問活動(ゼミ・研究室・就職部など)」が22.1%(対前年比+3.0pt)、「学内セミナーや就職イベントでの仕事紹介」が61.6%(対前年比+4.2pt)と増えている。特に上場企業においては「学内セミナーや就職イベントでの仕事紹介」が66.1%と、前年と比べて6.0pt上昇。ターゲットをしぼって、手厚く対応していることがうかがえる。

○内定者のうち、幹部候補の割合は?

また、採用計画のうち幹部候補(将来の部長・役員)の割合をきいたところ、全員が幹部候補(=10割)という回答が46.3%に及んだ。しかし実際の内定者のうち幹部候補の割合をきくと「10割」という回答が38.0%となっており、幹部候補生となる学生を採用しきれていない企業の存在が推測される。

また幹部候補がいない(=0割)という回答も、採用計画で21.0%、内定者で23.4%と2番目に高く、二極化の傾向か見られる。特に「ソフトウエア・通信」業界では「内定者に幹部候補はいない」という回答が34.2%と、「全員が幹部候補」(28.2%)よりも高い結果となった。