ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役が、サンプドリアMFアンドレア・ポーリの獲得が決まっていること、FWロビーニョが退団へ向かっていること、その代役に加わるのは若いアタッカーだと語った。その選手はフィオレンティーナMFアデム・リャイッチになるかもしれない。

新たに「バンカ・ポポラーレ・ミラノ」とスポンサー契約を結んだミラン。ガッリアーニ代表取締役は5日、その発表会見の場で、前述のように話している。だが、ターゲットの一人であるCSKAモスクワMF本田圭佑の加入についても、可能性を排除していない。

「我々は月曜にミラネッロで合流する。(シルヴィオ・)ベルルスコーニ名誉会長もいるだろう。彼と(マッシミリアーノ・)アッレグリ監督の関係についていろいろと噂があったから、重要なシグナルとなる。考えが一致していることを示すためにね。我々は大きな野心でリスタートする」

「(マリオ・)バロテッリは欧州で争うために補強が必要と言った? 我々には良いチームがある。だが、目標は、若返りだ。我々は欧州で最も若いチームの一つになりつつある。トップクラスの選手が退団することになれば、その穴は埋める」

「ポーリ? 決まったよ。今日、メディカルチェックをする。おそらく月曜までは紹介できないはずだ。サンプドリアが(トレード要員となるバルトシュ・)バラモンと合意しなければいけないからね。ステファン(・エル・シャーラウィ)はもう落ち着いているよ。笑顔を取り戻した。バロテッリは唯一、絶対売却不可能な選手だ。1億5000万ユーロ(約195億円)でも売らない」

「ロビーニョ? 我々は昨日、1000万ユーロ(約13億円)を下回る最後の提案をサントスに出した。選手は減俸を受け入れている。FWが移籍することになれば、代わりは若い選手だ。リャイッチは我々のプランに入っている。本田もね。だが、我々は彼がトレクアルティスタ(トップ下)だと考えている」

ロビーニョの売却は850万ユーロ(約11億円)前後で実現するかもしれない。その場合、この金額はリャイッチ獲得にあてられるはずだ。一方、本田に関するコメントから考えられるのは、彼の加入はMFケヴィン=プリンス・ボアテングの放出に関連しているということ。つまり、ボアテングは売りに出ているということだ。