ミランとFWステファン・エル・シャーラウィが2日に会談した。この結果、同選手の残留が決まっている。ミランは「ともに前進」と声明を発表し、選手はツイッターで「疑いを持ったことはなかった」とつぶやいた。

エル・シャーラウィにはヨーロッパの多くのクラブが関心を寄せていると言われ、サポーターが心配していた。実際、アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役はいろいろと考えていたのだ。前半戦は見事だったが、後半戦は落胆する結果になり、コンフェデレーションズカップでも期待を下回った。

ミランはエル・シャーラウィについて、資金を得るための売却も含め、以前からあらゆる可能性に扉を開いていた。ブラジルから戻ってきたエル・シャーラウィはこの日、ガッリアーニ代表取締役と会談(その場所はトップシークレットだった)。メディアから離れたところで話し合い、ミランにおけるエル・シャーラウィの新たな時代が始まることを確認した。

ミランは「ガッリアーニとエル・シャーラウィ、その代理人が会談し、すべてがうまくいった。常にミランのサポーターであるステファンは、ミランで続ける強い希望を表した。ミランも確信と自信をもって返した。2011年6月からそうだったように、ミランとエル・シャーラウィはともに前進する。マーケット、噂、アプローチはなし。ミランは、その赤と黒のカラーとファラオーネ(エル・シャーラウィ)は、絶対に一緒にとどまる」と声明を発表している。

なお、エル・シャーラウィについては、下部組織のフィリッポ・インザーギ監督が次のようにコメントしている。

「ステファンは落ち着かなければいけない。素晴らしい選手で、良い男だ。ミランの未来だよ。(マリオ・)バロテッリとともに、素晴らしいコンビをつくっている。彼は批判に慣れなければいけない。我々イタリアのストライカーは、常に外国人選手たちよりも批判の的となるんだよ」