買う前に売り、節約する必要がある。それがインテルのスローガンだ。確実なのは、ワルテル・マッツァーリ監督の就任でMFワルテル・ガルガノが去ることだ。同選手はナポリ時代に出場機会が少なかった。そのため、ナポリに戻ることになるだろう。ガルガノの買い取りは500万ユーロ(約6億5000万円)に設定されていた。

一方、注目されているのはMFフレディ・グアリンだ。トッテナムやモナコなど、ヨーロッパの多くのクラブが彼を求めている。だが、どこよりもトライしているのが、ユヴェントスだ。アントニオ・コンテ監督が気に入っているのである。

だが、1800万〜2500万ユーロ(約23億2000万〜32億2000万円)にトレード要員というオファーでない限り、インテルはユヴェントスの話を聞かないだろう。なお、その場合のトレード要員はFWファビオ・クアリアレッラかFWミルコ・ヴチニッチとなるはずだ。

右サイドについては、ウディネーゼMFドゥサン・バスタもラツィオMFセナド・ルリッチも気に入っている。一方、MFデヤン・スタンコビッチは別れを告げるかもしれない。アメリカのMLSが関心を抱いている。

インテルが以前から狙っている一人が、バレンシアDFアディル・ラミだ。だが、1000万〜1200万ユーロ(約13億〜15億5000万円)と移籍金が高額だ。DFアンドレア・ラノッキアが移籍した場合に、ラミの獲得は考えられるかもしれない。

なお、インテルのマルコ・ブランカTD(テクニカルディレクター)は、シチリアでのバカンスを生かして、カターニア首脳陣と会談している。“メニュー”に出たのは、MFパブロ・バリエントスやFWアレハンドロ・ゴメスだ。前者はグアリンの理想的な代役となるかもしれない。だが、ナポリとフィオレンティーナ、アトレティコ・マドリーも狙っている。