21日のセリエＡ第18節でユヴェントスに１−３と敗れたカリアリ。クリスマスの雰囲気はまったくなく、むしろドレッシングルームは怒りと沈黙に包まれた。マッシモ・チェッリーノ会長はかん口令を敷き、怒りをあらわにしている。

「イタリアのリーグはゆがめられている。このカルチョにはうんざりだ。もうこの一員でいたくない。今日の我々が対戦したのは、スポーツマンらしい振る舞いをしなかったチームだ」

「ユヴェントスの姿勢には困惑する。去年は試合開始を夜から午後へ変更するように求めてきた。スクデットを争っているからとね。今回はカリアリに来ることを拒んだ。事実が物語っている」

「ほかのホームゲームのように、チケットは完売だった。クアルトゥ市長がまだ施設の使用許可を出していなかったから、午後３時にレーガ・カルチョがパルマ開催を決めて、３時間後の６時にその許可がおりた。だが、ユヴェントスはカリアリに来ることを拒んだんだ。一方で我々は48時間で試合をパルマへ移すことができた。急いでここに来たんだ。０℃の中で移動し、チームは最大限の努力をし、我々はこの不十分なレフェリングも目にしたんだ。２人が退場になった」

「すべてが良くない。実際、こういった激しいやりとりは、この試合でしか存在しないじゃないか。ほかのチームとはウチの施設でプレーできたんだからね。どうしてこの試合ではほかのときに考えられなかった詳細が考慮されたんだ？　事実が物語っている。私はイタリアサッカーにうんざりしているよ。年月が経っても何も変わらない」

これに対し、ユヴェントスのジュゼッペ・マロッタGM（ゼネラルマネジャー）はこう反論している。

「我々はアウェーだった。決定したのは我々ではなく、レーガだ。違う場所で試合をすることになったのは、我々の責任ではなく、こういう試合を招ける施設を持たないカリアリの責任だ。損害を被ったのは我々と我々のサポーターだよ。彼（チェッリーノ会長）は深刻なことを言った。これは恥ずべきだ」