本塁打パークファクターとは・・・
本塁打の野球場ごとの出やすさの傾向を表す数値指標である 。
チームごとではなく野球場ごとの成績で算出するため、
ある野球場のホームチームが強打者ばかりであったとしても、
その影響を極力排して評価することができる。


2012シーズンの開催野球場区分別本塁打数および
本塁打パークファクターに関するデータをまとめたPDFの
ダウンロードはこちらから


今シーズンのプロ野球もCSに突入し文字どおりクライマックスを
迎えているわけですがレギュラーシーズンであるペナントレースは
セ・パともに終了しましたので今シーズン放たれた本塁打を
パークファクター(以下PF)の視点からまとめてみました。
まずは12球団の総本塁打数と総被本塁打数から。



続いて『本拠地』、『他球団の本拠地』、『地方球場』の区分別で。



この数字をもとに算出した2012年の本塁打PFの結果です。



セリーグの本塁打PFは概ねイメージ通りですね。
しかしパリーグ、これは少し驚きの結果です。
もっとも本塁打が出やすい傾向にあったのが
ロッテの本拠地であるQVCマリンフィールドの1.71。
従来のこの野球場のイメージと言えば海側から吹く逆風で
本塁打が出にくい、といったもの。
事実この野球場の2011年度の本塁打PFは0.80だったので
今シーズンのこの値は大幅に上昇しすぎですね。



QVCマリンフィールドの大きさを他の野球場と比較する


あわせてもっとも本塁打が出にくい傾向にあったのが
楽天の本拠地である日本製紙クリネックススタジアム宮城の0.56。
こちらは昨年の1.15から大幅な下降。



日本製紙クリネックススタジアム宮城の大きさを他の野球場と比較する


2011年に統一球が導入されたことにより純粋に野球場という条件のもと
算出することができるようになった本塁打PFですが、より正確なデータを
得るにはもう少しサンプルが必要のようです。


最後に冒頭にもリンク先を書いていますが今回出したデータを1ページの
PDFにまとめましたので興味のある方は以下のダウンロードページから
ぜひご確認ください。


2012シーズンの開催野球場区分別本塁打数および
本塁打パークファクターに関するデータをまとめたPDFの
ダウンロードはこちらから


でわでわ。