山之内、木下が第一関門を突破「これからも自分の持ち味を出したい」/THE CHANCE

写真拡大

 ナイキ主催のスカウトプロジェクト「THE CHANCE」のグローバルファイナル3日目が23日に行われ、鹿児島実業高のMF山之内優貴、滝川第二高のFW木下稜介が100名から52名に絞られる最初の関門を突破した。

 この日は最初の絞り込みが行われることもあり、午前中のトレーニングは一段と激しさを増したプレーが繰り広げられた。そして、チェルシーのブラジル代表DFダヴィド・ルイスが姿を現した夕食の会場で、選考を通過した52名が発表。日本からは山之内、木下が名前を呼ばれ、桐蔭学園高等学校のDF冨澤右京は惜しくも落選となった。

 第一関門を突破した山之内は、「海外のセレクションでは、みんな自分の持ち味を出そうとする気持ちが強いので、そこは日本人も見習うべきだと思います」とコメント。木下は「ドリブルとか強引さとかを評価してくれたのかと思うので、自分の持ち味を出せるように頑張りたいです」と意気込みを語った。

 一方、冨澤は「やりきりましたし、自信はありました。与えられた練習の中で自分のプレーを出せたので、それはよかったです。選ばれた選手と差はなかったと思います。もっと練習してレベルアップして、将来はプロになれるように頑張りたいです」と前を見据えている。

「THE CHANNCE」は、世界中で埋もれている若い才能を発掘するスカウトプロジェクトで、グローバルファイナルには、世界55カ国から100名が参加。52名に絞られた選手たちは、4日目のセミファイナルでさらに26名に絞られ、5日目のファイナルで16名に選出されれば、マンチェスター・ユナイテッドなどビッグクラブを巡る「スカウティングツアー」に参加することができる。

 3選手のコメントは以下のとおり。

■山之内優貴
「(発表の時は)名前を呼ばれるのが遅かったので、ドキドキしながら待っていましたが、選ばれてよかったです。明日は、まずは自分でボールを奪うところから始めて、そこから持ち味の攻撃でパスを配球して、ゴールに向かっていきたいです」

■木下稜介
「呼ばれたのが最後だったので、呼ばれないかと思っていたんですけど、残ることができて嬉しかったです。次は11対11なので、そこでも自分の持ち味を出せるように頑張りたいです」

■冨澤右京
「やりきりましたし、自信はありました。与えられた練習の中で自分のプレーを出せたので、それはよかったです。選ばれた選手と差はなかったと思います」

「もっともっとフィジカルを鍛えなきゃと思いましたし、今回残れなかったことによって、まだまだだな、もっと頑張ろうと思いました。もっと練習してレベルアップして、将来はプロになれるように頑張りたいです。まだまだ日本のクラブへの練習参加とかもあるので、そういうチャンスを無駄にせず頑張っていきたいです」

 [写真]=土肥亮介

 【関連記事】

「THE CHANCE」2日目、日本人3選手が生き残りを懸けてアピール「自分の力をしっかり出したい」
「THE CHANCE」、日本代表の3人ら選手たちがバルサのイニエスタらと交流
サウサンプトンが吉田の獲得に興味…移籍金2億5000万円を用意か
セリエA開幕戦、インテル長友とカターニア森本はベンチ濃厚…伊紙報道
瀬沼優司(筑波大4年/FW)「“考える力”を身につけた筑波産ストライカー」