英記者「マンUがスナイデルではなく香川を獲得したのは真っ当な判断」

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 マンチェスター・Uに所属する日本代表MFの香川真司は20日、プレミアリーグ開幕戦のエヴァートン戦に臨む。香川はユナイテッドにどのような風を吹き込めるのか。デイヴィッド・マクドネル記者は、『ワールドサッカーキング(No.229/8月16日発売号)』における連載“メイド・イン・ジャパン”内で以下のように見解を述べた。

 同記者は、ユナイテッドが香川の前にインテルのウェスレイ・スナイデルの獲得を考慮していた点について触れ、「スナイデルは法外な年俸を要求し、クラブもそれに負けず劣らずの高額の移籍金を要求したため、交渉は打ち切られた。その間に香川はユナイテッドでの最初の数週間を過ごし、短期間で評価を高めた。首脳陣は『スネイデルよりも香川を獲得するほうがよほど理に適っている』と確信した」と述べ、獲得の経緯について説明し、既に信頼を得ているとの見解を示した。

 また香川はスナイデルの実績に遠く及ばないとしながらも、「ドルトムントのブンデスリーガ連覇に貢献した香川は、まだ23歳でしかなく、全盛期はこれからやって来る。今後の活躍に期待できるのはもちろん、ある時点で手放すとしてもそれなりの価格で売りに出せる」と、将来性のある香川に期待を寄せることは真っ当なことだと語った。

 同連載では、新たな戦いの開幕を控える香川について特集。現地での評価はもちろん、ユナイテッドにおける今後の展望などについて述べられている。


[写真]=足立雅史