続いてセリーグについて。現在の成績を基に、シーズン終了時点での数字を割り出した。

CL-Yoso-20120723


相変わらずの貧打が続いている。打率3割は2人出るかどうかである。下手をすると、1942年以来の3割打者ゼロの可能性さえある。

最多安打は坂本の169安打。130試合時代のレベルである。

元気の良さが目立つのは明後日39歳になる中村紀洋。二塁打王になりそうな勢い。鋭い打球がよみがえっているのだ。もとは長距離打者だったが、数字を見る限り、一発狙いではなくチーム打撃に徹しているのだろう。ただ、安打数は1995本でシーズンを終了するということになる。もう少しエンジンをかける必要がある。

ラミレスも打率を上げている。ただ、彼も1990本と2000本に届かない計算だ。特筆すべきは、シーズン四球数。11は、もともと四球の少ないラミレスにしてもキャリア最低。率直に言えば、彼は今、好き放題に打っているだけだ。

石川雄洋は対照的に、四球数が急増して打率を上げてきている。

盗塁王は大島の予想だが、低いレベルながら数個差で何人かの選手が並んでいる。予断を許さない。

長野は7月に入って打率が急落したが、今までの実力からしてこれから数字が上がるのだろう。

昨年に続き、本塁打王はバレンティンが当確。昨年は76打点しかなかったが、今季は打点王も当確。バレンティンと日本の打者とはパワーでは大人と子供くらいの差があるようだ。

広島と阪神からは打撃10傑には0。

全試合出場選手は9人。40歳の和田一浩など、休むべきだと思うが。
統一球克服は、この数字を見てもまだ遠いことが解る。