画像をブログで見る

オリックス3回戦(ヤフーD)、5-1で勝ち。対戦成績3勝0敗。09年以来のまっさらなマウンドに新垣が立った。「6回まで持てば・・・」。おそらく誰もがそう思った3年ぶりの1軍ゲームで120球・5安打・無四球・1失点の完投は、1勝以上の重みがある。

初回の2死3塁を切り抜けたあとは7回まで明石のエラーがなければ6イニング連続3者凡退だった。最大のピンチ8回無死2、3塁も気迫で凌いだ。解説の吉田氏が指摘したように、「もともと実力のある投手。7分の力で投げても十分通用することが、この3年間の故障、ブランクのなかで体得したのではないか」とのコメントに尽きる。

画像をブログで見る

暴投王という不名誉の勲章を背負い、いわばイップスにかかった新垣。肘だったかの故障はあったにせよ、きょうのような投球ができれば、06年(13勝5敗)以来の2ケタ、自己最多も視界に入ってくるだろう。

ストレートも力まず140キロ後半がコンスタントに出ていたし、スライダー、フォークも良く落ち曲がっていた。あとは、次回登板までの体調のケアさえクリアすれば、ローテの軸にさえ期待できる。大きい1勝である。

インタビューで見せた感謝の気持ちを忘れず、100勝目指して再出発してほしい。ちなみにその定義は知らないが、今年2ケタ勝てばカムバック賞ものである。
画像をブログで見る

攻撃ではペーニャが3度の得点機で大ブレーキ。2回の1死3塁、4回の1死満塁、6回の2死2塁で凡退。やっと8回にレフト前を打って長谷川の3ランをアシストしたが、2、4回で犠打の1本でも出ていれば、新垣の勝ちが早々に決まり、中継ぎを試す絶好のゲームになったはず。その結果が13安打5得点。長谷川の3ランがなかったら、僅差のゲームだった。

ただ1日1本はヒットが出ているので、ペーニャは一通り当たるまでは我慢の子になるしかない。

画像をブログで見る

3連戦でスタメン全員にヒットが出た。長谷川のHRはボールをバットに乗せる感じでスタンドイン。ああいうテクニックがあるのだから、いつもショートオーバーばかり心がけなくてもいいのではと思ってしまう。

画像をブログで見る

それにいまのところだが、松中のバットが振れているように見える。いつも大きいのを狙わず、小久保同様繋ぎに徹すればHRもやがて出てくる。


気になったのは、きょうも明石の守り。6回、伊東が打ったショートゴロはなんでもない当たり。開いたグラブでボールをグッと掴んでいない。捕球が雑で、送球も右に左に上にも逸れる。最終回の守備固めで1塁に回り、今宮と交代。レギュラーを不動にするためには、守備固めになっても遊撃を明け渡してはいけない。

これ以上望むべくもない開幕3タテ。3日からの楽天戦は山田・ペニーまでは読めるが3戦目は誰だろう? 楽天は塩見・井坂・田中か? 仙台の試合は平日だが13時開始。寒くてまだナイターは無理ということか。