順位予想
順位予想などしたことはないのだが、ライブドアスポーツさんから依頼されたこともあり、つけてみることにした。

野球は投手。先発陣の顔ぶれから見てみよう。昨季は88勝、2位に17.5ゲーム差で完全優勝。そこから43勝がスッポリ抜けた。しかし今季、勝ち星はここまで要らない。78勝を優勝ラインと仮定する。

摂津(昨季14勝8敗)は出遅れるが、15勝はしてもらわないと困る。最低でも12-5で同じくらいの貯金でもいい。山田(7-7)と岩崎(6-2)には10勝がノルマ。ここにアラガーキーと帆足(9-6)の「新鮮力」が10勝ずつ。ペニー、ピントは各6勝。これで67勝。7人の先発陣が昨季に比べて36個の上積み。78ー67=11の白星は中継ぎ・抑えが稼ぐ。これくらい先発KOはあるだろう。

助っ人外国人がキーポイントになるのではないか。あるいは10勝程度の逆転勝ちのための中継ぎ要員もカギだ。お坊チャマや巽がユーティリティで頑張ってくれればいいが、ペニー、ピントと同じくらいの不安があるので、星勘定に入れないでおく。抑えはなんとかやり繰りできるのではないか。

抑えが出てくるということは即ち勝ちゲームで進んでいる証拠だから、7人が6回3失点でいったとして、攻守が課題になる。

今後の怪我や体調不良を除けば、額面どおりに働くのは本多、内川、細川の3人。4番で苦労するだろうが、小久保の渋い打撃がベストだと思う。ペーニャは活火山になればいいが、カブ、松中は常時スタメンはない。松田、長谷川あたりの中距離打者がどこまで打点を挙げられるか。多村が復調しているなら心強いが・・・。

守りではやはり明石の守備。オープン戦は1度しか見ていないので詳しいことは分からないが、センターに抜けるかと言う打球に明石は追いつけない場面が多いように感じた。52番との差は意外に大きい。この選手は打席では球際に強いが、守りは淡白。センターラインだけに、ペナントレースを左右しかねない。

さて他球団だが、ハムは打線はいいがダルが抜けたのは大きな戦力ダウンと見る。西武は打撃と先発の駒が揃っていて、対戦成績で今年は貯金できるか怪しい。オリックスは苦手球団だが、今年も3位争いに食い込むだろう。

要注意はグライシンガーの入ったロッテ。中継ぎがいいので、僅差で勝ち星を拾うかもしれない。楽天は残念ながら、マー君・塩見では苦しい。

今週末に始まるオリックス戦の先発予想が難しいが、今季は一昨年並みの接戦になると思う。ホークスの1位も確信があるわけではないが、比較すれば、贔屓目に見なくても、やはり総合力で最上位に予想するのが順当ではないだろうか。