インディアンス戦登板予定のダルビッシュ <写真はパドレス戦> (C) Darryl Webb / Reuters

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MLBテキサス・レンジャース所属のダルビッシュ有投手が、13日(日本時間14日早朝)アリゾナ州グッドイヤーボールパークにて行われたクリーブランド・インディアンス戦でオープン戦2度目の先発登板に臨んだ。

ダルビッシュはこの試合、序盤からストレートが高めに浮き、フォアボールを連発するなど安定感を欠いた。3回にはオープン戦での初失点を喫し苦しい投球が続いたが、当初予定されていた3回を投げ抜き3安打4四球、2失点の内容だった。

なお、注目された2009年のWBCで韓国代表の4番も務めたシンソ・チューとの対戦は三振、セカンドゴロ(ダブルプレー)とこちらはダルビッシュに軍配が上がった。


【1回裏=インディアンス】
ダルビッシュ、メジャーでの実戦2試合目のマウンドへ

1番:マイケル・ブラントリー(左)
1球目:外角低め ストレート 148km/h 1-0
2球目:外角低め ストレート ボール 2-0
3球目:外角低め ツーシーム 空振りストライク 149km/h 2-1
4球目:外角大きく外れたストレート ボール 151km/h 3-1
5球目:外角いっぱいのツーシーム ボール 151km/h フォアボール

2番:アズドゥルバル・カブレーラ(左)
6球目:高めに大きく外れてボール 1-0
7球目:外角高めストレート ボール 2-0
一塁ランナーのブラントリーが盗塁失敗
8球目:大きく外れてアウトコースのツーシーム ボール 3-0
9球目:真ん中 ストレート 空振り 3-1
10球目:ストレート フォアボール 148km/h

3番:シンス・チュー(左)
11球目:外角いっぱいのカーブ 149km/h 1-0
12球目:外角カーブ 135km/h 空振トライク 1-1
13球目:内角ストレート 151km/h ファール 2-1
14球目:外角フォーク ボール 131km/h 2-2
一塁ランナーのカブレーラが盗塁失敗
15球目:低めカーブ ボール 3-2
16球目:縦スライダー 空振り三振 130km/h

・立ち上がりはストレート中心の組み立て。制球が安定せずフォアボールで出塁を許すものの相手の盗塁失敗に助けられた。


【2回裏=インディアンス】
4番:トラビス・ハフナー(左)
17球目:真ん中ストレート ストライク 0-1
18球目:外角高めカーブ ボール 109km/h 1-1
19球目:外角フォーシーム ファウル 148km/h 1-2
20球目:低めカーブ 一塁側ファウルフライ

5番:ホセ・ロペス(右)
21球目:外角スライダー 空振りストライク 131km/h 0-1
22球目:真ん中スライダー 空振りストライク 135km/h 0-2
23球目:甘く入った外角スライダー バットを折りながらもセンター前ヒット

6番:ジェイソン・キプニス(左)
24球目:外角高めストレート ボール 149km/h 1-0
25球目:真ん中スライダー ストライク 125km/h 1-1
26球目:内角ストレート 一塁線ファウル 148km/h 1-2
27球目:外角フォーク 空振り三振 148km/h

7番:フレッド・ルイス(左)
28球目:内角カーブ ボール 106km/h 1-0
29球目:外角低めストレート 148km/h ストライク 1-1
30球目:内角ストレート ボール 149km/h 2-1
31球目:内角低めスライダー 一塁側ファウル 2-2
32球目:縦スライダー ハーフスイングで空振り三振

・初回とは異なり変化球でうまくカウントを稼ぐピッチング。初安打を許すものの最後はスライダーでこの日3つめの奪三振。


【3回裏=インディアンス】
味方打線の長い攻撃の後、7-0と大量リードを背負い3イニング目のマウンドへ

8番:ジャック・ハナハン(左)
33球目:外角ストレート ストライク 144km/h 0-1
34球目:カーブ ボール 127km/h 1-1
35球目:ストレート ストライク 148km/h 1-2
36球目:縦のスロースライダー ファール 125km/h 1-2
37球目:高めに抜けたカットボール ボール 146km/h 2-2
38球目:甘く入った外角ストレート148km/hをセンター右へ痛打 センター・ジェントリーがグラブに当てるも捕球できず二塁打

9番:ルー・マーソン(左)
39球目:外角低めストレート ボール 141km/h 1-0
40球目:低めにワンバウンドのボール 143km/h 2-0
41球目:低めのストレート ボール 146km/h 3-0
42球目:高めに浮いたストレート フォアボール

1番:マイケル・ブラントリー(左)
43球目:外角に抜けたストレート ボール 151km/h 0-1
44球目:抜けたカットボール ワンバウンドのボール 128km/h 2-0
45球目:スライダーの抜け ボール 144km/h 3-0
46球目:ツーシーム ストライク 146km/h 3-1
47球目:抜けたツーシーム 146km/h フォアボール 
満塁のピンチを迎えマダックスコーチがマウンドへ。

2番:アズドゥルバル・カブレーラ(左)
48球目:外角カーブ ストライク 106m/h 0-1
49球目:内角の縦スライダー ボール 136km/h 1-1
50球目:外角抜け気味のスライダー ライト際に大きなファール 128km/h 1-2
51球目:フォーク ワンバウンドのボール 141km/h 2-2
52球目:ストレート 146km/h ライト前にタイムリーヒット
三塁ランナー生還でスコアは7-1

3番:シンス・チュー(左)
53球目:内角のカーブ ボール 109km/h 1-0
54球目:内角のカーブ ファール 127km/h 1-1
55球目:外角低めストレート ボール 外角低め 144km/h 2-1
56球目:カーブ 128km セカンドゴロで4-6-3のダブルプレー
この間に三塁ランナーが生還し1点追加 7-2

4番:トラビス・ハフナー(左)
57球目:外角いっぱいのストレート ボール 149km/h 1-0
58球目:内角に大きく外れたスライダー ボール 2-0
59球目:外角ストレート ファール 144km/h 2-1
60球目:外角に外れたストレート 146km/h ボール 3-1
61球目:ストレート 146km/h センター深いところまで運ばれるもセンターフライ

・ここまでなんとか無失点に切り抜けてきたものの、この回はついに捕まった。先頭のハナハンにストレートをしっかり捕らえられノーアウトのランナーを出すと、四球も絡んでノーアウト満塁のピンチ。タイムリー、ダブルプレーの間にそれぞれ1点ずつを奪われた。その後は大崩れすることなくこの回を切り抜けたが、終始制球は定まらず、不安定な登板内容となった。

■ダルビッシュ登板成績
イニング:3 投球数:61 打者:13 安打:3 失点:2 三振:3 与四死:4

■登板後のダルビッシュ本人のtwitter
日本時間:07:16
faridyu インディアンズ戦に先発して3回3安打2失点でした。 今日はコントロールが良くなかったですねー。でも粘れたのは大きかったかな。 これからは登板間の調整をちょっとずつシーズン中のように戻していきます。



【4回裏=インディアンス】
レンジャース5点リードで迎えた4回からのマウンドには上原浩治が上がり、打者6人に対し2安打2失点(2三振・1四死球)という、ピリッとしない投球内容で降板となった。
ルイスにはストレートを完璧に捕らえられあわやホームランという当たり。その後マーソンには甘く入ったストレートを簡単にセンター前へ運ばれ、結果を残すことができなかった。

■上原登板成績
イニング:1 投球数:27 打者:6 安打:2 失点:2 三振:2 与四死:1