【試合終了】なでしこジャパン、2度追いつくもドイツに敗れる!
7日、なでしこジャパンが出場している女子サッカー・アルガルベカップの決勝戦が、ポルトガルのアルガルベ・スタジアムで行われた。
5日に行われたアメリカ戦では、途中出場の高瀬が後半39分に価千金のゴールをあげ、アメリカから史上初となる勝利を挙げたなでしこジャパン。決勝戦の相手は、ドイツ代表だ。ロンドン五輪への出場こそ逃したが、グループリーグを3戦全勝&無失点と圧倒的な強さで今大会を勝ち上がっている。
チームの大黒柱・澤穂希を欠くなでしこジャパンは、序盤からドイツに2点を奪われる苦しい立ち上がりも、川澄奈穂美の華麗なシュートで1点を返すと、後半10分には田中明日菜が同点ゴール。後半43分、オコイノダムバビに追加点を許すも、後半45分に永里優季が再びドイツゴールにボールを押し込み、驚異の粘りを見せた。
だが、同点に追いついた喜びもつかの間、ロスタイムでオコイノダムバビにこの日3点目となる勝ち越しゴールを決められ、死闘は幕を閉じた。試合経過は下記の通り。
<なでしこジャパン先発メンバー>
GK:海堀あゆみ
DF:鮫島彩、宇津木瑠美、岩清水梓、有吉佐織
MF:川澄奈穂美、宮間あや、阪口夢穂、大野忍
FW:安藤梢、永里優季
※アメリカ戦に続き澤穂希はベンチメンバーから外れた
なでしこジャパン 3 - 4 ドイツ代表
前半開始 ドイツボールで前半キックオフ!
前半3分 ボールが落ち着かないまま3分が経過する。
前半4分 ドイツは前線に飛び出した選手にスルーパスを送るが、ゴールラインを割って日本のゴールキックに。
前半6分 ドイツは左サイドのスペースに流れた選手にパスがつながると、すかさず左足でグラウンダーのクロス。日本はニアサイドで岩清水がクリアしスローインに逃れる。
前半8分 ドイツは中盤でボールを奪うと縦パスをつなぎ、先程と同じような形でクロスボール。日本はこのボールも宇津木が落ち着いてクリア。
前半12分 左からのコーナーキックを得たドイツはファーサイドにボールを送ると、スライディングで折り返すもボールに勢いなく鮫島がクリア。
前半13分 ドイツ、右からのコーナーキックにヘッドで合わすが、ボールはゴールキーパー海堀の正面に収まる。
前半16分 16分を終わって、日本は攻撃の形が作れずシュートはいまだ0のまま、押し込まれる時間が続く。
前半17分 コーナーキックのこぼれ球を大野が、ディフェンスラインの裏へ抜けた永里へロングパス。ボールを受けた永里はディフェンスを振り切り強烈なシュート。コーナーぎりぎりをつくもキーパーがファインセーブ。
前半19分 右サイド深い位置からクロスボールに14番のマレジャンが右足を合わせゴールに流しこみ、ドイツが先制点を奪う
前半21分 左サイドのコーナーキックからエムバミが頭で合わせドイツが追加点!
前半25分 中盤で川澄がボールをドイツに奪われ、カウンターを受ける。エムバミへのパスがわずかにずれ事なきを得る。
前半33分 ドイツの厳しいチェックの前に日本は再び守勢に回る時間帯が続く。
前半35分 川澄のゴールで1点差に!中央で安藤がドリブル突破で相手をかわし選手をひきつけて左サイドの川澄へ。ドリブルで中央に切り込み右足でシュート!ファーサイドにつきささるファインゴール!
前半38分 中央やや右寄りの位置でセットプレイ。宮間はゴール前へ速いパスを送るが、上背があるドイツ選手がヘディングでクリア。
前半41分 岩清水の不用意なパスミスで危ない形で相手ボールに渡る。そのままドイツ選手がドリブルで駆け上がりシュート。宇津木がコースに入りブロック。
前半43分 ドイツ、右サイド深い位置からバックパス。そのままダイレクトでクロスをあげると、バックヘッドでゴールを狙うがボールに力なく海堀が正面で止める。
前半45分 ロスタイムは1分。
前半終了 日本、1対2で前半を折り返す。
日本はドイツに試合の主導権を奪われると、立て続けに2点を失う。その後も、守勢に回る時間が続くが、前半35分、左サイドハーフの川澄のゴールで1点差に詰め寄り、1対2で前半を折り返す。
後半開始 日本ボールで後半のキックオフ!日本は3選手を交代。安藤→田中 岩清水→熊谷 近賀→鮫島 田中がセンターハーフに入り、宮間が左サイドに。左サイドの川澄がフォワードに。近賀が右サイドバックに入り、有吉が左サイドにそれぞれポジションを変更した。
後半5分 川澄からディフェンスラインの裏をついた宮間ヘつなぐと、さらに右サイド駆け上がってきた大野へ。中央へ戻そうとするがディフェンスに当たり、コーナーへ。
後半10分 ショートコーナーから川澄→永里とつなぎ、最後はファーサイドの田中が押し込みついに同点に追いつく!
後半11分 ドイツのポップがピッチに倒れ一旦、試合がストップする。
後半13分 右サイドの裏のスペースへパスが送られるが、左サイドバックにポジションを変更した有吉が体を入れ、ゴールラインを割り日本ボールのゴールキックに。
後半15分 大きなサイドチェンジから右サイドの永里がトラップ。相手をひきつけ大野へ戻すと、ダイレクトシュート。勢い十分も惜しくもゴールキーパーの正面に。後半に入り、俄然日本ペースが続く。
後半16分 左サイドペナルティエリア手前でフリーキック。宮間はグラウンダーパスを選択。走りこんできた宇津木がシュートを放つも相手選手に当たりコーナーへ。
後半19分 左サイドでフリーキックのチャンス。宮間が助走をつけボールをける瞬間に足を滑らせ、ボールはニアサイドに転がり相手選手がクリア。
後半24分 ドイツが右サイドのクロス。ワンバウンド目でイレギュラーするとGK海堀は目測を誤り、中途半端なボールに。しかし、熊谷が絶妙なカバーリングでクリア。
後半29分 右サイドで永里→川澄とつなぎ再びワイドに開いた永里へ。グラウンダーのクロスに相手ディフェンダーがミスするも、味方に合わず。
後半31分 ドイツが右サイドでフリーキック。ファーサイドへ高めのクロスを送るが、日本は厳しく競り合いシュートまで持ち込ませない。
後半34分 ドイツが右サイドから海堀とディフェンダーの間に絶妙なクロスボール。ヘディングでファーサイドに流すが、カバーに入った近賀がゴールライン手前でストップ!
後半37分 日本、永里→近賀とつなぎ中央の宮間を経由してループで阪口を狙うがディフェンスにブロックされる。
後半42分 有吉が裏を取られPKを与えると、左隅に決められドイツが勝ち越す。
後半44分 相手ゴールキーパーのファンブルを永里が見逃さす同点に追いつく!
後半46分 エムバミに裏を取られ、トラップで海堀を交わし、落ち着いてシュートを決め再び勝ち越す
後半終了 日本、3対4で敗れる!
1点を追う日本は後半立ち上がりから3人の選手交代をきっかけに攻撃の形が生まれだす。すると後半10分、途中出場の田中が同点弾を決める。しかし、ロスタイム直前、PKでドイツに再びリードを許す。それでも永里が執念のゴールで追いつくが、一瞬の隙をつかれロスタイムに得点を許し3対4で敗れた。
■佐々木監督による試合後のコメント
「出だしが遅かったってことで。いい意味で粘りも出てましたし、よく頑張ってくれたと思います。なかなか結果が出なくて申し訳なかった。手ごたえもあれば、改善しなければいけないところも多々ありました。この時点ではいい準備が出来ました。多少成長した選手もいましたし。今日ももう少し(控えメンバーを)出してあげたかったですけど、均衡になったので、勝負にこだわり過ぎた。4月にアメリカ、ブラジルとやれるし、もう一つずつステップアップしていきたい」
■キャプテン宮間による試合後のコメント
「最後まで諦めずに戦ったんですけど、優勝できずにすごく残念です。内容的には前回の試合よりはよくなかったですけど、新しく組むメンバーと声をかけあって精一杯やったと思うので、それには誇りを持ちたい。ここまできて優勝できなかったことが自分達の力不足、自分の力不足だと思ってます。日本でまたキリンカップも開催されますし、是非応援して頂けたらと思います」
<告知>
・【速報予定】ダルビッシュ有、パドレスとのオープン戦に初登板
5日に行われたアメリカ戦では、途中出場の高瀬が後半39分に価千金のゴールをあげ、アメリカから史上初となる勝利を挙げたなでしこジャパン。決勝戦の相手は、ドイツ代表だ。ロンドン五輪への出場こそ逃したが、グループリーグを3戦全勝&無失点と圧倒的な強さで今大会を勝ち上がっている。
だが、同点に追いついた喜びもつかの間、ロスタイムでオコイノダムバビにこの日3点目となる勝ち越しゴールを決められ、死闘は幕を閉じた。試合経過は下記の通り。
<なでしこジャパン先発メンバー>
GK:海堀あゆみ
DF:鮫島彩、宇津木瑠美、岩清水梓、有吉佐織
MF:川澄奈穂美、宮間あや、阪口夢穂、大野忍
FW:安藤梢、永里優季
※アメリカ戦に続き澤穂希はベンチメンバーから外れた
なでしこジャパン 3 - 4 ドイツ代表
前半開始 ドイツボールで前半キックオフ!
前半3分 ボールが落ち着かないまま3分が経過する。
前半4分 ドイツは前線に飛び出した選手にスルーパスを送るが、ゴールラインを割って日本のゴールキックに。
前半6分 ドイツは左サイドのスペースに流れた選手にパスがつながると、すかさず左足でグラウンダーのクロス。日本はニアサイドで岩清水がクリアしスローインに逃れる。
前半8分 ドイツは中盤でボールを奪うと縦パスをつなぎ、先程と同じような形でクロスボール。日本はこのボールも宇津木が落ち着いてクリア。
前半12分 左からのコーナーキックを得たドイツはファーサイドにボールを送ると、スライディングで折り返すもボールに勢いなく鮫島がクリア。
前半13分 ドイツ、右からのコーナーキックにヘッドで合わすが、ボールはゴールキーパー海堀の正面に収まる。
前半16分 16分を終わって、日本は攻撃の形が作れずシュートはいまだ0のまま、押し込まれる時間が続く。
前半17分 コーナーキックのこぼれ球を大野が、ディフェンスラインの裏へ抜けた永里へロングパス。ボールを受けた永里はディフェンスを振り切り強烈なシュート。コーナーぎりぎりをつくもキーパーがファインセーブ。
前半19分 右サイド深い位置からクロスボールに14番のマレジャンが右足を合わせゴールに流しこみ、ドイツが先制点を奪う
前半21分 左サイドのコーナーキックからエムバミが頭で合わせドイツが追加点!
前半25分 中盤で川澄がボールをドイツに奪われ、カウンターを受ける。エムバミへのパスがわずかにずれ事なきを得る。
前半33分 ドイツの厳しいチェックの前に日本は再び守勢に回る時間帯が続く。
前半35分 川澄のゴールで1点差に!中央で安藤がドリブル突破で相手をかわし選手をひきつけて左サイドの川澄へ。ドリブルで中央に切り込み右足でシュート!ファーサイドにつきささるファインゴール!
前半38分 中央やや右寄りの位置でセットプレイ。宮間はゴール前へ速いパスを送るが、上背があるドイツ選手がヘディングでクリア。
前半41分 岩清水の不用意なパスミスで危ない形で相手ボールに渡る。そのままドイツ選手がドリブルで駆け上がりシュート。宇津木がコースに入りブロック。
前半43分 ドイツ、右サイド深い位置からバックパス。そのままダイレクトでクロスをあげると、バックヘッドでゴールを狙うがボールに力なく海堀が正面で止める。
前半45分 ロスタイムは1分。
前半終了 日本、1対2で前半を折り返す。
日本はドイツに試合の主導権を奪われると、立て続けに2点を失う。その後も、守勢に回る時間が続くが、前半35分、左サイドハーフの川澄のゴールで1点差に詰め寄り、1対2で前半を折り返す。
後半開始 日本ボールで後半のキックオフ!日本は3選手を交代。安藤→田中 岩清水→熊谷 近賀→鮫島 田中がセンターハーフに入り、宮間が左サイドに。左サイドの川澄がフォワードに。近賀が右サイドバックに入り、有吉が左サイドにそれぞれポジションを変更した。
後半5分 川澄からディフェンスラインの裏をついた宮間ヘつなぐと、さらに右サイド駆け上がってきた大野へ。中央へ戻そうとするがディフェンスに当たり、コーナーへ。
後半10分 ショートコーナーから川澄→永里とつなぎ、最後はファーサイドの田中が押し込みついに同点に追いつく!
後半11分 ドイツのポップがピッチに倒れ一旦、試合がストップする。
後半13分 右サイドの裏のスペースへパスが送られるが、左サイドバックにポジションを変更した有吉が体を入れ、ゴールラインを割り日本ボールのゴールキックに。
後半15分 大きなサイドチェンジから右サイドの永里がトラップ。相手をひきつけ大野へ戻すと、ダイレクトシュート。勢い十分も惜しくもゴールキーパーの正面に。後半に入り、俄然日本ペースが続く。
後半16分 左サイドペナルティエリア手前でフリーキック。宮間はグラウンダーパスを選択。走りこんできた宇津木がシュートを放つも相手選手に当たりコーナーへ。
後半19分 左サイドでフリーキックのチャンス。宮間が助走をつけボールをける瞬間に足を滑らせ、ボールはニアサイドに転がり相手選手がクリア。
後半24分 ドイツが右サイドのクロス。ワンバウンド目でイレギュラーするとGK海堀は目測を誤り、中途半端なボールに。しかし、熊谷が絶妙なカバーリングでクリア。
後半29分 右サイドで永里→川澄とつなぎ再びワイドに開いた永里へ。グラウンダーのクロスに相手ディフェンダーがミスするも、味方に合わず。
後半31分 ドイツが右サイドでフリーキック。ファーサイドへ高めのクロスを送るが、日本は厳しく競り合いシュートまで持ち込ませない。
後半34分 ドイツが右サイドから海堀とディフェンダーの間に絶妙なクロスボール。ヘディングでファーサイドに流すが、カバーに入った近賀がゴールライン手前でストップ!
後半37分 日本、永里→近賀とつなぎ中央の宮間を経由してループで阪口を狙うがディフェンスにブロックされる。
後半42分 有吉が裏を取られPKを与えると、左隅に決められドイツが勝ち越す。
後半44分 相手ゴールキーパーのファンブルを永里が見逃さす同点に追いつく!
後半46分 エムバミに裏を取られ、トラップで海堀を交わし、落ち着いてシュートを決め再び勝ち越す
後半終了 日本、3対4で敗れる!
1点を追う日本は後半立ち上がりから3人の選手交代をきっかけに攻撃の形が生まれだす。すると後半10分、途中出場の田中が同点弾を決める。しかし、ロスタイム直前、PKでドイツに再びリードを許す。それでも永里が執念のゴールで追いつくが、一瞬の隙をつかれロスタイムに得点を許し3対4で敗れた。
■佐々木監督による試合後のコメント
「出だしが遅かったってことで。いい意味で粘りも出てましたし、よく頑張ってくれたと思います。なかなか結果が出なくて申し訳なかった。手ごたえもあれば、改善しなければいけないところも多々ありました。この時点ではいい準備が出来ました。多少成長した選手もいましたし。今日ももう少し(控えメンバーを)出してあげたかったですけど、均衡になったので、勝負にこだわり過ぎた。4月にアメリカ、ブラジルとやれるし、もう一つずつステップアップしていきたい」
■キャプテン宮間による試合後のコメント
「最後まで諦めずに戦ったんですけど、優勝できずにすごく残念です。内容的には前回の試合よりはよくなかったですけど、新しく組むメンバーと声をかけあって精一杯やったと思うので、それには誇りを持ちたい。ここまできて優勝できなかったことが自分達の力不足、自分の力不足だと思ってます。日本でまたキリンカップも開催されますし、是非応援して頂けたらと思います」
<告知>
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