MLB公式サイトのBaseball Fantasyでは、ダルビッシュ有の今季成績を
12勝7敗 183回 166三振 66四球 ERA3.69 WHIP1.28
と予測している。面白くもなんともない予測だが、ここらがダルビッシュの最低合格ラインになるのだろう。

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ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム=LAAが30歳前後の実績十分の大人のスターターを4枚きれいに揃えているのに対し、CJウィルソンがLAAに移ったテキサス・レンジャース=TEXはコルビー・ルイスを除けば若くて伸び盛りの投手がひしめいている。
昨年抑えだったネフタリ・フェリースはやはり先発に回りそうだが、オガンドがセットアッパーに転向する模様。

クローザーの新加入ネイサンは信頼感に欠けるが、昨年サンディエゴ・パドレスからシーズン中に移ってきたマイク・アダムスが取って代わる可能性もあろう。

オガンドが中継ぎに回った場合、上原が浮いた感じになる。フライが多く、被本塁打が急増していることもあり、本拠地との相性は良くない。継続して売り先を模索中。

建山はあまり重要なところで使われることはないだろうが、イニングを消化することと、ダルビッシュのサポート役としての役割を果たしそうだ。

さて、ダルビッシュだが、上で紹介した予測は2〜3週間戦線を離脱することを想定しているように思う。先発登板回数で28回程度か。
ダルは昨年3387球を投げたが、同じ球数を投げるとすると32試合先発になる。そうなれば16勝はいくのではないか。
ERAが悪いのはTEXというチームを想定してのことだ。今の先発陣も軒並み3点台後半だが、昨年のCJウィルソンの2.94に近い数字は出そうな気がする。

NPBからMLBに挑戦する投手の多くは、1、2年目のERAが一番いい。ダルの場合も打者優位のアーリントン・パークという条件を考えても2点台の可能性は大いにあるのではないか。これでイニング数に近い三振がとれれば、サイヤング賞候補に名前が挙がると思うのだが。

故障などせずに、久々に我々に快哉を叫ばせてほしい。